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水を求めて ロードス島セブンスプリングス

旅3日目。今日は夕方からサンセットセーリングに参加するので、それまでバスに乗ってセブンスプリングス(Επτά Πηγές)へ行くことに。

旅の相棒は昨日滞在先のホステルで出会ったドイツ在住のインド人お姉さんと。「部屋の鍵の閉め方を教えてくれない?」(今回のホステルは鍵の構造が少し特殊だった)という何気ない会話から始まり、島滞在中行動を共にすることになった。

実は、彼女は鍵の閉め方を知っていた。けれども会話のきっかけを作るため、そして、良いひとか否か判断するために、わざわざわたしに質問したのだ。と後に別の場所で再会したときに教えてくれた。このテクニックに脱帽。わたしも真似してみよう。

とにかくお姉さん。わたしに話しかけてくれてありがとう。人見知り発動、また、英語力が不安で中々他の宿泊者に話かけることが出来なかったから、話しかけてきてくれたときは本当に嬉しかった。しかも一緒に旅できるなんて。幸せ。

共にバス乗車。バスはいくつものホテル前を経由して目的地へ向かうため、大通りだけでなく細い脇道をガンガン通っていく。もちろん運転はワイルドめ。しっかりバス酔いした。マニュアルカーを運転出来ない自分に涙。ヨーロッパ。オートマのレンタカー高すぎ。

なんとかキラキラを出さずに耐え、無事セブンスプリングス入口へ到着。ここからハイキングをしつつ、名前の通り7つの湧水が見られるところを目指す。

途中にはカフェ&レストランが。とにかく暑かったので、冷たいものを求めてここでひと休憩することに。フルーツシェイクを注文したのだがこれが強烈に甘かった。逆に喉が渇いた。

カフェ&レストラン近くにかかる小さな橋からの景色。透き通った川の水に木漏れ日がキラキラと反射していてとても綺麗だった。

そう。ここまでは順調だった。ここまでは。

歩いても歩いても、他の水場は見つからない。水があったんだろうな、というスポットはいくつか発見したが、雨が降っていないからか、とにかくカラカラなのだ。同じくあれれ?となっている訪問者がたくさんいた。

少し残念だったけれど、ハイキングを楽しめたからよかった。結構足場の悪いところもあったから、行く予定の方はご注意ください。

おわり。

とはなりません。残念を抉る事実が。

写真に写っているこちらは、バス停とカフェ&レストランの間にあった水場。少なくない訪問者がここで水に浸かっていた。わたしたちは、「みんな水遊びを楽しんでいるんだね。」ぐらいにしか思っていなかったのだが、なんとこの写真奥に見える細いトンネル、これがこのセブンスプリングス1番の見どころである人工湖へと繋がる道だったのだ。

散策中、何度かすれ違ったワイルドマダムが帰りのバスで教えてくれた。綺麗だったわよ。と。

前回の投稿で、「ただ、歩く。目的地なんてなく歩く。自分がワクワクする方へ。」これが旅の醍醐味だって書いたけど、今回は「目的地」があったから、そこに辿り着けなかったのは残念。

でもこれも旅。いい思い出。


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いときち
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