誰の為の転職活動なのか
先日転職サイトへ登録をした。業界ではよく知られている2社へ登録した後 直ぐにその会社より電話が来た。「詳しい話を聞きたいので一度面談日程を調整したい」との事。面談に訪問した際、転職エージェントという担当がつき二人三脚でサポートしてくれるとの説明を受けた。そして転職しようとした経緯、どのような業界や職種を検討しているのか、譲れない条件は何なのか等面談は2時間程度で終わった。その後は職務履歴書を作成して添削を受け、同時に検討しているような条件に当てはまりそうな企業を紹介してもらった。
転職自体いずれはしたいなと思っていたが、現職の引き継ぎの関係上あまり直ぐには転職できない旨はエージェントには伝えた。しかし企業には待ってもらえないという事で長期的な転職活動は推奨されなかった。紹介してもらった求人に関しても入りたいとは思えなくても少しでも気になったら面接を受けた方がいいとアドバイスをもらった。単に倍率が高くて落ちる可能性があるから数多くの企業を受けた方がいいという意味だろうが、同時に少し違和感を感じた。”しっかり考える時間を与えずに限られた期間の中で転職活動のサポートを終わらせたいのでは”と。確かに転職エージェントのサポート期間は長くても3ヶ月という所が多い。また、エージェントとしても限られた時間の中で多くの人を転職サポートさせられたかで受け取れるインセンティブも変わってくるのだろう。
新卒の就職活動の頃はサポートを受けることに関して特に違和感は感じなかったが、実際に働くようになって違和感を感じたのだろう。当初は自分が納得出来るところへ時間をかけて転職活動を行いたいと思っていたが、このままでは何となくいいなと思ったところへスピーディーに転職活動を終えてしまわないのか危惧している。転職エージェントの為ではなくあくまで自分自身の転職活動なのだから。