不機嫌禁止ルール。不機嫌になる権利をみとめつつ、他者をまきこまないために。
人間だれしも不機嫌な時があります。
わたしにもありますよ。あっていいのです。
ただ、不機嫌は人に伝染します。
まわりにイライラした人やため息を連発している人がいれば、影響を受けてしまいますよね。
我が家には、「不機嫌禁止ルール」というのがあります。
「不機嫌禁止」ただし、リビングでのみです。
不機嫌になりたいときは、誰もいない部屋に行くことになっています。
このルールの背景には、アドラー心理学の「家族は共同体」であるというわたしの信念があります。
家族はともに協力する仲間です。
誰かが犠牲になることなく、誰かが我慢することなく、お互いが気持ちよく過ごすために協力する仲間です。
リビングは「共有スペース」です。
ここで不機嫌になることは「共同体の目的に反する行為」です。
やさしく、きっぱり。
部屋から出て行ってもらいます。
誤解しないでほしいのは、不機嫌になることに問題はありません。
不機嫌=悪、ではないし、隠す必要も抑圧する必要もありません。
自分の部屋や誰もいない場所では自由に不機嫌になってOKです。
ただ、ほかの家族がいる場所では禁止なだけです。
思春期だから、受験生だから、不機嫌になるのはしょうがない、というのは、一見寛容なようですが、人前で不機嫌になってもいいと学んだ子どもは、将来大人になって職場や家庭でも不機嫌を使うでしょう。
我が家では、息子が小学校の高学年からこのルールを適用しています。
共有スペースではだれも不機嫌にならないので、とても平和です。
たま~に、不機嫌中の息子の部屋をのぞいてしまい、不機嫌をぶつけられることはありますが、それは私のうっかりです。
こういうことを知っておくと家族は仲良しでいられます。
学びたい方は、連絡ください。
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