小冊子にだって、その制作過程に物語がある
『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)は重いんですよ~。本の重さがね。
「腰痛学校」をいつも持ち歩いて、必要な方に紹介したいところなのですが、持ち歩きには適しません。
それに「この本おもしろいよ」と中をお見せしたとしても、字が書いてあるだけで、おもしろいかどうかは読んでみないとわかりません。
そんなこともあり、「腰痛学校」のポイントをまとめたり、読者の感想や、医師や専門家からの推薦の言葉を載せた「販促につながるチラシ」のようなものをつくろうというアイデアはありました。
ただ、、、よく本に挟んであるペラペラのチラシ。
あれをもらって、正直なところうれしいかと言われればうれしくないですよね。「即、ゴミ箱行き」ですよね。
販促グッズと言っても、誰かがお金を出してくれるわけではありません。自分のお金で作る以上、すぐに捨てられるものは作りたくなかったのです。
そこで、もらってうれしい&役に立つ「小冊子」というアイデアが生まれました。
いや、理想は高く、お金を出してもいいと思えるくらい価値のあるものをつくりたいと思いました。
そのアイデアはとてもよかったのですが、実際につくるとなると……。
それまでは文章だけを書いていればよかったのですが、小冊子の場合、デザインや写真というものが必要です。
内容を考え、原稿を書き、デザインを考え、印刷会社を選び、印刷して配布。
その作業の多さに圧倒され、ついつい、ついつい後回しになり、月日だけが過ぎていきました。
そんなある日、ひょんな思いつきで「腰痛学校」発行日の
11月19日に、出版1周年のイベントを行うことにしました。
参加してくださった方にお礼をしたい。
何かおみやげをお渡ししたい。
お菓子? クッキー? う~ん、なにか違う……。
そうだ、それまでに「小冊子」作成しよう!
〆切があるとお尻に火がつきますよね。
一人ではできない、と思った私は「腰痛学校」の編集者さんに相談しました。すると、編集者さんが、小冊子のデザインを「腰痛学校」の装丁デザインをしてくださったNさんに頼んでくださることに!
むちゃくちゃ恐縮しましたよ~(笑)
だって、Nさんと言えば日本を代表するブックデザイナーさんで、そんな方に無料配布の小冊子のデザインをお願いしてもいいものかと。
まあ、恐縮しましたけど、そこはありがたくお言葉に甘えまして(笑)「腰痛学校」小冊子が素敵なのは、それはそうです。Nさんの作品なのだから。
そんなこんなで「腰痛学校」小冊子は、「腰痛学校」出版1周年記念に間に合いました。
おかげさまで、北は旭川から南は那覇まで、多くの医師・治療者の先生方が協力してくださり、現在約1万部の小冊子が今もどこかで配られています。
印刷費や送料を気にかけてくださる方もいます。
「腰痛学校」を広めることは、私にとってはビジネスではなく、啓蒙活動だと割り切っているので、損得は考えないことにしました。
「腰痛学校」の印税分は世の中に還元する、(少なくとも初版印税分は)それは私の志です。
というと、かっこいいのですが、
「花咲じいさん」になったつもりで楽しんでやっています。
これは「種まき」なんだなあと。
「枯れ木に花を咲かせましょう」です。
出版から1年経った「腰痛学校」
ここから花が咲いたら面白いじゃないですか(笑)
ということで、一緒に「種まき」をしてくださる方は、こちらからお申し込みくださいね