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元料理人が料理撮影を語るマガジン

16年間料理人で現在カメラマンのイトカンが 料理撮影時のライティングや小技などを図解入りで説明していくマガジン たまに料理撮影の小ネタなど
月3〜4本の投稿予定 元料理人が今までにしてきた広告用写真撮影のネタと 広告で大切な料理の見せ方を…
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#フォトグラファー

#6 料理撮影時の失敗談

こんにちはイトカンです 本日は料理撮影時の失敗談 私が独立仕立ての時に失敗した!!と思ったことで 以後は気をつけてる事を書いていこうと思います 独立初期の頃の 自分がプロデュースした飲食店のメニュー撮影をした時の写真です (独立初期は飲食店プロディースやコンサルティングをしていました) 最初に写真を載せときます この写真の失敗理由は

#5 コース料理の意味と撮影、料理の解釈

高単価料理の撮影をする場合は料理への解釈は絶対的に必要になります 行って撮るだけ。にはならず 専属のカメラマンがいることが多いので 今回は料理から紐解く高単価料理の解釈を私なりに説明していきます。 今回は高単価料理の撮影となりますが そもそも高単価とはいくら程なのか?ということですが ここでは一般的に 一人当たり料理のみで 15,000円以上のものとさせていただきます (あくまでも一般的にという意味です) 一般的な高単価飲食店と大衆店の違いは客単価の違いではあるのですが

#4 トップライトで撮る環境光に影響されない撮影をcapture one仕上げまで

いつも読んでいただきありがとうございます 投稿曜日を固定しようと思っているのですが、仕事の関係上 なかなか決まった投稿がしづらいイトカンです。 今回はトップライトで撮る撮影の一例です 今回の撮影環境は ・環境光を消せないお店 ・撮影フィールドが狭く背景紙までの距離を稼げない ・黒背景を使用したいが背景紙スタンド広げるスペースなし と言う条件のもとの撮影でした 撮って出しの写真はこちらです 撮影場所が背景紙を広げるスペースが無かったこと 背景布(黒くて光源を全く反射しな

#3 60w LED で撮る食品撮影 C1仕上げまで一連の流れ

本日より記述をちょっとフランクにさせていただきますので ご容赦いただけると幸いです(固くて読みづらいとの声をいただいたので笑) だた所々北海道弁が混ざってしまった場合はスルーしてください。 今回は 60w LED 1灯で撮る野菜の撮影です。 先日知人の農家さんが販売している野菜を都心向け百貨店に販売するので シックに撮って欲しいとの要望から どんな感じに撮ろうかな?と思ってこの装備で撮りました (実際の写真は別の野菜で、東京の方は道産食材として見ているかも) 撮影はただ

#2 60w LED+ストロボで撮る食品撮影

本日は 60w + 60wストロボの2灯で撮る食品撮影です この撮影はホタテの商品撮影なので、必須事項は以下の通りです ・ホタテの質感 ・シズル感が欲しい(新鮮さ) ・パンフレットに使うので背景を黒く ストロボ2灯で撮ることも可能ですが LEDを使うことで被写体を明るくできるので ピントの合う位置を調整しやすく仕上がりを想像しやすくなります 注意点としてはライトがミックスになるので カメラのセッティングにストロボ効果を反映させないこと シャッターを長めに開ける 光源のホ

#1 60W LEDだけで撮るデーブルフォト

本日は 60W LED 1灯でテーブルフォト と言っても60W LED だけになってしまうと光量がとても少なく シーンを選ぶことが結構あるので 料理撮影というよりは料理のメニューの中で使うようなイメージカットや ホームページ用の一枚のような撮影です 現像はキャプチャーワンというソフトで現像しています ・理由は単純でLightroomよりテザー撮影がしやすい ・広告カメラマンの方はキャプチャーワンを使っている場合が多い という理由からです