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「作業」になっていないか
今回は、今の学習工程の大部分が「作業」になっていないか、これをチェックしてほしいとの思いでこの記事を書かせていただきました。
ここでいう「作業」とは、講義でとったメモの清書、まとめノートの作成など、手を動かすのがメインとなるものを指します。
【1】「作業」は「無駄」か?
もちろん、上記の「作業」自体が無駄なこと・非効率なことというわけではありません。問題なのは、手を動かすことをメインとする「作業」が学習工程の中で大部分を占めてしまうことです。
「作業」は手を動かすのがメインとなるため、対時間のコストパフォーマンスはあまり優れません。
例えば、まとめノートの作成を例にとってお話ししますが、手を込んだ表を自分で作成すると、時間をかけて手を動かして作る分、その時は精度の高い状態として記憶されるでしょう。加えて、作業を経た分、達成感もあります。
しかし、手を動かすのにどうしても時間がかかるため、進みはよくありませんから、学習の進行ペースがかなり落ちてしまいます。
【2】学習スタイルをチェックしよう
本試験まで時間のある年内ならまだしも、一度「作業」メインの学習スタイルが習慣として染み付いてしまえば、時間がなくなってくる年明け以降の学習スタイルも同様になってしまい、支障が出るおそれがあります。
ですから、今一度、自分の学習スタイルの見直しをして「作業」にかける時間が多くなってしまっていないかをチェックしてみましょう。
そして「作業」にかける時間が多いのであれば「作業」にかける時間を軽減させるための工夫をしましょう。
あくまで目安ですが、「作業」にかける時間は、全体時間の2-3割程度が限度と捉えるとよいでしょう。
【3】「作業」の調整の具体案
例えば、先程の例をもとに説明すると、次の要領で調整していくとよいでしょう。
・講義中のメモの清書に時間がかかる
➡取るメモの分量を基本的に講義内できちんと書き切れる分に抑える。
・まとめノートの作成に時間がかかる
➡大規模にノートにまとめることはせず、テキストの余白に軽くまとめる程度に抑える。
【4】最後に
繰り返しになりますが、「メモの清書」「まとめノートの作成」のような「作業」自体が無駄なわけではありません。
「作業」に時間を必要以上に取られ、学習の進行ペースが停滞してしまわないように、今、学習スタイルの見直しを行っておきましょう。