予備試験論文式試験受験生の皆様へ 先輩からのアドバイス「司法試験に向けてのおすすめ対策」
こんにちは。
伊藤塾 司法試験科です。
2023年予備試験論文式試験から1か月がたちました。受験された皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今回は「司法試験に向けてのおすすめ対策」をテーマに、昨年の合格者からのアドバイスをお届けいたします。時間のとれる今のうちに、しっかりと対策を進められることをおすすめいたします。
2022年予備試験最終合格者 Kさんより
予備試験論文式試験を受験された皆様お疲れ様でした。
私は司法試験直前にもっと早くから司法試験対策をやっておけば良かったと感じたので、皆さんには出来るだけ早い段階で司法試験に向けて何をしなければならないのかを考えていただくために、司法試験対策についてお話をさせていただきます。
司法試験に向けての対策で最も重要なのは過去問演習だと思います。
司法試験は、判例の深い理解を問う問題や学説対立の理解を問う問題が、比較的多く出題されます。そのため、過去問を解くことで、どのような形で判例や学説対立が問われるのかを把握して、普段の勉強に反映することが大切だと思います。さらに、年度によっては過去に出た問題と同じような問題意識が問われることもあるため、過去問を解くことが直接、本番に活きることもあります。
また、司法試験は試験時間が1科目120分と長いですが、それでも時間が足りないくらい難しく、検討する分量も多い問題が出題されます。そのため、過去問を解いていると時間内に書ききれないという場面にぶつかることが多いと思います。
そこで、自分が時間内に書ききれないのは、答案構成に時間がかかりすぎているせいなのか、設問1にこだわりすぎているせいなのか、書く速度が遅いせいなのかといった分析をして、それを改善していくことがとても大切です。私は特に公法系の問題を時間内に書ききることが苦手だったため、新司法試験の過去問を解いて、時間内に書ききる練習をしていました。
そして、過去問を解いたら、復習を丁寧にするようにしましょう。
司法試験の過去問は1科目の分量が多いので、解いた満足感で復習を後回しにしがちです。しかし、それでは自分が今後、何に気を付けながら勉強をすればいいかがわかりません。論文過去問マスター等を活用して、自分の答案に足りない部分を明確にすることを心掛けて勉強すれば、着実に実力がついてくると思います。
令和6年の司法試験は、令和5年と同様に7月に行われる予定で、まだ時間があるように感じるかもしれませんが、直前期は短答や論証の暗記に追われることを考えると、過去問を解く時間は意外と多くありません。そのため、出来るだけ早く司法試験を見据えた勉強を開始することをお勧めします。
皆さん、忙しい日々を送っていらっしゃると思いますが、頑張ってください。
2022年予備試験最終合格者 Hさんより
司法試験に向けた勉強の中で最も重要だったと感じるのは過去問演習です。
司法試験では過去に出題された問題と全く同じでなくとも、類似した問題、同じような問題意識の問題が出題されることもあります。
私は予備試験受験時に過去問演習、分析を充分に行えず点数が伸びなかった反省をもとに、司法試験受験前には、新司法試験の過去問を実際に時間を測って答案用紙に書くということを定期的に行っていました。実際に答案を書くと頭の中で問題を解いていたときには生じなかった疑問にぶつかることもあり、出題趣旨や採点実感を合わせて読むことで過去問演習の機会を最大限に活用できたと思います。
また、自分で問題を解いた後に伊藤塾の論文過去問マスターの講義を聴き、その年に合格された方の再現答案を読むことで、その問題のポイントや合格答案の要件などを知ることができ、効果的でした。
司法試験の問題は処理量も多く、最初は特に思うように筆が進まないこともあります。しかし、そこで諦めてインプットばかりを行うのではなく、継続して答案を書き続けることが司法試験の問題を解くということへの慣れに繋がり、結果的に司法試験合格への近道になったと思っています。
また、司法試験合格のためには必ずしも全ての論点を正確に書くことが要求されない場合もあり、受験生としてどこまで書ける必要があるのか知ることはとても重要です。そこで、自主ゼミや司法試験ゼミなどを通じて自分の答案を誰かに添削してもらったり、同じ問題を複数人で解いて意見や疑問点を共有したりすることも効果的だと思います。
最後に、短答対策については、私の場合はまず本試験半年前に1年分の過去問を解き、2,3か月前と直前期に不得意分野を中心に学習支援システムを使って過去問を復習しました。
短答については得意不得意や個人の勉強状況によることにはなりますが、基本的には論文の対策をしつつ、短答は過去問を重点的にみるということでよいのではないかと思います。
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今回も最後までご拝読いただきありがとうございました。
伊藤塾講師・スタッフ一同、皆様の夢をかなえるお手伝いができますことを願っております。時節柄、体調管理にご配慮いただき、学習頑張ってください。今後ともよろしくお願いいたします。
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