ETV特集「カキと森と長靴と」
カシャポウ ガシャポウ
と牡蠣を向く。
ナイフを入れる、カシャポウ、と開く。
その音がとても印象的だった。
震災の後、油まみれになった海。
植物プランクトンが死滅したことを心配したが 1ヶ月後の検査で 牡蠣が食いきれないほどの植物プランクトンに溢れているとの調査結果を得た。
すぐさま牡蠣の養殖棚を作り、牡蠣を養殖したところ通常2年かかるものが半年で出来上がった。
何億年もそういうことを繰り返してきたんだろうと思う、とその人は言った。
森は海の恋人 を書いた人。
手漕ぎボートでハモ釣りに行く。
東京では穴子と言うが、地元ではそう呼ぶそうだ。
切ったイカを奥歯で柔らかくして釣り針につけ、竿をつけずに手で垂らす。
夜になると入れ食い状態で、でかいアナゴがかかっていた。どうやってさばくんだろう。でもとてもうまそうだ。
作者の母親は震災で亡くなっている。作者の仲間たちが住んでいた場所を毎日朝夕犬と散歩している。
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