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「おざなりとなおざり」2024年5月18日の日記

「おざなり」によく似た「なおざり」という言葉があることを知った。恥ずかしながら私は今日の今日まで「おざなり」しか知らなくて、「なおざり」は打ち間違いか誤用だと思ってたからびっくりした。思い込みってこわい。

NHK放送文化研究所によると意味の違いは以下のとおり。

現代語として考えた場合、両方に共通している部分は、「いい加減な対応だ」ということです。そして異なるのは、「おざなり」は「いい加減ではあるにせよ、何らかの対応をする」のに対して、「なおざり」は「多くの場合、何の対応もしない」という点にある、と言うことができます。

出典:「おざなり」と「なおざり」。意味の違いは

こちらのページでは語源についても解説しているので興味のある方はぜひ。

語源の解説によると、「おざなり」は19世紀はじめに、「なおざり」は10世紀に使用が確認されている言葉らしい。こんなにも字面も意味も似ているのに、語源はまったく違うなんて。すごく不思議。一昔前の腐女子だったら「おざなり」と「なおざり」でCP考えてそう。

普段、X(旧Twitter)を延々とスクロールするだけの日々を送っているから、こういうちょっとした知識に触れると脳と心が少しだけ喜んでいる気がする。錆びついた知識欲の歯車が、ギギギっと少しだけ動いた。知らないことの膨大さに気付いて、すぐに止まっちゃったけど。

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