いとバイ通信53　政治を論じてみます

いとバイ通信53　　　日本の政治を論じてみます

2020.8.23(日)

政治の原点を今考える
・安倍首相が引退を表明しました。次の首相を自民党国会議員と地方の代表だけで決めそうになっています。日本は議院内閣制でアメリカの大統領選とは違うとはいえ、アメリカは1年から2年かけてリーダーを決めています。安倍政権の長い期間で行われたことは権力の集中でした。そのため首相の権力はこれまでになく大きなものとなっています。

それが一部の年配のおじさんたちが昔ながらのやり方で次のリーダーも決めようとしています。どう考えても明るい希望が持てるリーダーができるとは思えません。国民の半分は女性ですし多くの若者もいる国なのにおじさんばかりが集まって政治をするなんておかしいと思いませんか。

社会の利益をおじさんのためだけに偏って使っているのではないかという疑念を私は思っています。私は有権者の男女比や老齢者と若者の比率を基準にして女性と若者のワクを作って議員定数を決めたらいいのではないかと思います。

・政党政治では政策を掲げることが最も必要ではないでしょうか。この政策に対してどの位できたのかの反省も公表すべきだと思います。私は維新の政策のほかにはどんな政策をやろうとしているのか理解できません。

民主党に政権が変わった時に選挙では主要ポストの人が高速道路を無料化にするとの公約を言っていたことを私は忘れません。非常に重要な政策だと理解したのです。そして民主党が誕生したにも関わらず無料になるどころか前政権時代よりも料金が高くなったのでした。私が驚いたのは民主党からはこのことについての弁明がなかったことでした。

それ以来選挙公約と実際に実行することは全く違うのだと思い知りました。ほぼすべての立候補者が選挙民にとって耳障りのいい公約しかしない選挙戦になりました。

政党は理念に基づいて政策公約を掲げその公約がどのようになったのかを事後報告することが民主主義を育てていくのだと思います。日本の政治のレベルが低いなと感じるのは根本的な政策のぶつかり合いではなく、与党批判ばかりで議員報酬を得ている人が多いことが原因だと思います。

何しろ次期首相は少数のおじさんたちが談合で決めるようなことはしてほしくないものです。

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