いとバイ通信 2-6
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食と健康
2020.11.8(日)
【予防医学をもっと】
現代の医学は治療医学に大きく偏っていませんか。私は予防医学がもっと注目されお金も資源も今よりも多く予防医学に使われるべきではないかと考えます。病気になるまで何も対処せずに病気を見つけるとお金をかける治療をするのが医者の仕事になっていないでしょうか。
【病気になる人を未然に防ぐ予防医学】
コロナで学んだことがあります。人に接触する場合はマスクをつける。さん密を避ける、大声を出さない等々が予防医学だと思います。アメリカはトランプさんがこのあまりにも基本的な予防医学を理解していなかったかあるいは経済のためにあえて無視したためにアメリカ国民にこの予防医学が伝わらなかったので世界一の感染者数を出すことになりました。
【アメリカのコロナ】
アメリカはコロナ感染では最も幸運に恵まれた国のようでした。アメリカの感染症に備える機関は世界で最も優秀で私はWHOに匹敵するほどの能力をもっていたのではないかと思っています。もう一つの幸運は世界で最もコロナの流行が遅く来たことです。中国のコロナ発生の動きは多分世界のうちで最も早くから情報機関に入っていたはずです。こんな幸運が重なったにも関わらず世界1の感染者を出すなんて私には信じられませんでした。
【予防医学とは】
健康になり病気にならない生活をするにはどうしたらよいのかを教える医学が予防医学です。わが日本もまだまだ医学が治療医学に偏り過ぎていて予防医学が軽視されているのではないかと思います。
【予防医学の実践】
近年都道府県の長寿ランクで常にトップクラスになっているのは長野県です。ここでは農村の生活指導に力を入れていた若月俊一(佐久総合病院院長)医師などの努力が実っているのではないかと私は解釈しています。わたしが今いる熊本県菊池市も竹熊宜孝医師の話を聞きにこれまで日本中から3~40万人の人たちが来ています。先生の話は健康のためにどんな生活や食事をしたらよいのかを講演され本も数冊出版されました。そのような方々の努力によって熊本も長寿県にいつも顔を出しています。
【43兆円にもなっている国民総医療費】
私は自然食関係の仕事を長年してきていろんな空想をしています。国民の健康のために予防医学を大きく発展させる必要があると考えます。そのうえで食品生産を身体に優しいものに変えていくことが必要があると思います。さらに農薬や化学肥料を極力使わない農業に変えるのです。そのうえで人々の食生活の指導に力を入れていきます。そうすることによって病気が激減すると私は想像しています。
【理想の医学とは】
病気を治せるようになることではなく病気になる人を少なくする医学が理想の医学と言えるのではないでしょうか。病気になる人が少なくなれば高額な治療費も必要なくなるのです。治療するよりもそもそも病気にならずに健康で長生きする方が幸せではないでしょうか。自然食の理想はピンピンコロリです。
【病気にならない】
病気にならないための医学の普及が私たちの希望ある医学の世界ではないでしょうか。