いとバイ通信31 ビジョン2
いとバイ通信31 ストリートドリームズ100年ビジョン2
2020.6.24(水)
前回のまとめ
対象国(バングラデシュ) の実情に合わせた日本からの活動があったことを説明しました。1976年私はNGO駐在員として飢餓のポイラ村に滞在しました。貧しい村人の女性の手工芸品協同組合づくりを行っていました。NGOの活動で村人が行っていた飢餓の中での自立の活動には限界状況がありました。
私たち(私ともう一人の駐在員)は村の中の悪人(日本でいえば愚連隊のような連中)の強盗団の襲撃にあい2人とも重症を負ってしまいました。ほとんどの村人は善人です。特に最も貧しい人は一点の曇りもなく良い人々でした。襲撃による負傷以降日本人駐在員は村に住み込んでの活動スタイルを止め村の活動は現地人スタッフが行い日本人駐在員はダッカに住んで時々村を訪問して活動を進める方式に変わりました。
それ以降は日本人の関わり方は間接的な関与で満足する方式で進められていますがそれでも継続していることは驚異的と言えないでしょうか。その方が日本人への依存性も減少すると思われます。バングラデシュの社会状況も経済発展のおかげで社会全体の自立度は高まってきているようです。
私の個人的状況はここ20年間位はほとんどNGO活動から遠ざかっていました。私は母の死(2019年5月)後バングラデシュのストリートチルドレンの人たちのことを思い出していました。その人たちのために何かできないかと考えるようになり2019年の年末2か月間バングラデシュへ行ってその可能性を調査することにしました。
バングラデシュの状況は43年前とは大きく異なり日本の高度経済成長期のように活気に満ちていました。ストリートチルドレンも以前に比べると減少しており、またストリートチルドレンは18歳まではNGOや政府の施設で保護されながら通学していました。しかしそんな状況になってもストリートチルドレンは発生していました。
また保護されている子らも18歳を過ぎると自立を迫られるので世間の荒波にさらされることになります。実際に18歳に近づいている彼らは大人になることに不安がっていました。
パート3に続きます。
※ 「#いとバイ通信」のブログにこれまでいろいろ書いてきています。ぜひご覧ください。
※バングラデシュの人の多さは商売をする時買い手がいないことを心配が少ないと言えます。事業のアイデアさえよければ成功する確率は非常に高くなります。ソーシャルビジネスも日本人のアイデアと資金が加われば高い確率で成功すると私は確信しています。
※成人のストリートチルドレンのソーシャルビジネスの活動を支援する日本の組織がストリートドリームズで募金活動を開始しています。下記のように郵便振替口座ができました。この活動の支援のための募金をよろしくお願いします。
※口座名 ストリートドリームズ 郵便振替口座 01710-3-152031
※ストリートドリームズの活動についてはこれからもこのいとバイ通信でお伝えしていきます。