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この髪の毛は「首がヨレヨレのTシャツ」ぐらいダサい

操作イトウです。毎日暑いですね。

外に出るのが危険とされるほどの気温。当然、薄着で外出することになりますが、男性のお洋服は薄着になる程、子供っぽい印象になってしまうものです。

最近、すれ違った男性のTシャツを見て感じたことがありました。Tシャツには有名ブランドのロゴが描かれていたのですが、首がヨレヨレ。Tシャツは人気の品でカッコいいはず。が、すごくダサいのです。
僕はチラチラ見ながら「なんでこんなにダサいんだ?」「これって、髪の毛の場合はこうゆう事だよな〜」と、連想していました。

では、首ヨレヨレのTシャツぐらい印象が悪いヘアスタイルとは?

ヨレヨレのTシャツは、なぜダサいのか?

「お洒落に見られたいわけではない」「カッコつけたくない」と考える方は沢山いますが、とはいえダサいのは避けるべきですよね。

首がヨレヨレのTシャツがダサいのには、3つの理由があります。
それは「清潔感がないこと」「デザインされていないこと」「時代に合っていないこと」です。

①清潔感がないこと

まず、誰が見ても首ヨレヨレTシャツに感じるのは、「清潔感がないこと」でしょう。使い古したTシャツと新品のTシャツでは、当然、新品の方がキレイに見えます。

首ヨレヨレTシャツは、生活の中で首元が伸びるような扱いを繰り返していて、“意図せずなっている”状態です。

例えば襟付きのシャツの場合、第一ボタンを開けているか、閉めているかだけでも印象が大きく変わります。ボタンを閉めた方がフォーマルな印象になり、ボタンを開けるほど首元が開き、カジュアルに、セクシーになります。

ですが“意図せずなっている”場合、清潔感は失われ、セクシーではなく“だらしない”印象になってしまいます。

首元を開けているのか、首元が開いちゃっているのか。

②デザインされていないこと

例えば、古着には「穴だらけのダメージジーンズ」や「ボロボロの服」など、使い古した形跡をカッコいいとする、経年変化を楽しむ文化があります。

これは、穴の空き具合やボロボロ具合が「デザインとして成立していてカッコいい」ということです。穴やボロによって、新品には無いバランスの取れたビジュアルになっていると、その価値は高まります。

そのため新品でも「ダメージ加工」したジーンズがあったり、「シワ加工」といった、わざとシワシワにする加工技術もあります。
ですが、首ヨレヨレTシャツが「デザインとしてカッコいい」物になるのは、非常に稀なケースです。

ボロけりゃいい、って訳でもない

③時代に合っていないこと

ヨレヨレになったTシャツは、何年も繰り返し使っている証拠でもあります。
購入した当初は「新品のカッコいい、お気に入りのTシャツ」だったとしても、洗濯でよれてしまったり、日焼けで色褪せてしまったりします。

また、形やデザインが一昔前になっていて、もう既にカッコよく見えない、ということもあります。これは、その時代に当たり前だった「感覚」が、時間と共に変容しているからです。

実際、5年前の写真や映像を見返してみると、老いとは関係ない“古さ”を感じ、違和感を覚えるはずです。
Tシャツの形ひとつにも、トレンドは反映されています。ビックシルエットが主流の今と、ピタピタのTシャツが流行っていた頃とでは、カッコいいに対する「感覚」が変わっています。

あんなに気に入ってたのになぁ…

こんなヘアスタイルは「首ヨレヨレのTシャツ」ぐらいダサい、2つの例

では、首ヨレヨレTシャツぐらいダサいヘアスタイルとはどんなものでしょうか?
大体イメージできてしまうかもしれませんが、ハッとする方もいるかもしれません。その例を2つ挙げてみました。

■寝グセ頭のまま、外に出る人■

以前、「寝グセ頭でもカッコよくなるヘアスタイルにしたい」とオーダーされたことがありますが、寝グセでカッコよくなるヘアスタイルは、不可能と言っていいでしょう。それは、具体的には「清潔感がないこと」「デザインされていないこと」に該当しているからです。

寝グセ頭は、不規則に散らばった髪の毛がバサバサして艶感を失い、形も整っているとは言い難い。
また、寝グセ頭は「身だしなみに気を使っていない」印象が強まり、どうしても“だらしない”人になりやすいです。そのため、洋服を完璧に着こなしていたとしても、ダサく見えてしまいます。

子供の寝グセはかわいいのだが…

※余談ですが、寝グセといえばイギリスのジョンソン首相。これはあえてのキャラ付け、とのことです。

■ビジネススーツを着ているのに、襟足が長い人■

2000年台、メンズのヘアスタイルは「無造作ヘア」と「ウルフスタイル」がトレンドでした。
「無造作ヘア」とは、ツンツンとした束感で動きがあるスタイル。「ウルフスタイル」とは、ヘアスタイル全体のバランスにに対して襟足が長いことです。

2007年の嵐。この頃は、このヘアスタイルがカッコよかった↓

今でもたまにこのヘアスタイルの方を見かけますが、この頃「お洒落」とされていたヘアスタイルを“今”していると、かなりダサいです。
例えば、当時流行ったこんなヘアスタイル↓

15年前は、こんなサラリーマンが多かった

当時20〜30代だった男性サラリーマンには、実際にこういったヘアスタイルの方が沢山いました。
当時の感覚としては「襟足が長いこと」は当たり前で、今、主流の「刈り上げるヘアスタイル」はかなりダサい、と認識されていました。

このヘアスタイルの良くない点は、「時代に合っていないこと」だけでなく「清潔感がないこと」です。耳にかぶさる髪の毛、襟にかかる長さの襟足は、かなり印象が悪いです。

当時の感覚としては、「清潔感に気を使った、ビジネスマン向けのヘアスタイル」という認識なのですが、それはこの時代特有の価値観。このヘアスタイルがマジョリティ(多数派)になっていたため、感覚が麻痺していたのです。

当時はカッコよかったはずなのに…

「人の振り見て我が振り直せ」

今回は、普遍的な「清潔感」についてだけではなく、あえて流動性のある「時代性」の話を盛り込みました。
前述したように、人の価値観は変容するものです。時代に応じて「首ヨレヨレTシャツぐらいダサい」の感覚も、微妙に変わっています。
見た目においても「人の振り見て我が振り直せ」と、少しずつでもマイナーチェンジを繰り返すことは、大事なことですね。


ではまた。

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