見出し画像

【お洒落素人はやめた方がいいヘアスタイル】レディース部門はコレ

少しずつ涼しくなり、秋冬のファッションを意識し始める頃。
ヘアスタイルも変えてみようかな?
やってみたかったヘアスタイルに挑戦することはステキですが、そこには落とし穴があります。

今回は、お洒落素人が安易に取り入れると火傷する、やめた方がいいヘアスタイル【レディース部門】をご紹介します。

やめた方がいいヘアスタイルは「黒髪スーパーロング」

ストンと落ちてサラッとなびく髪は、シルクのようにツヤツヤ。黒髪のロングヘアは、女性的で多くの方が憧れるヘアスタイルです。
流行に左右されにくく、アジアンビューティーな印象で、女性の美しさを際立たせます。

ロングヘアの中でも、胸下を越える長さを「スーパーロング」と呼びます。
スーパーロングは特徴的でアイコニックなヘアスタイルになりやすく、トレードマークになっているファッションモデルやアイドルも多いです。

黒髪スーパーロングなモデル、秋元梢さん

だから黒髪スーパーロングは難しい。

お洒落な方の中でも、黒髪スーパーロングにする方は少数派です。理由は、扱いが難しい上級者向けヘアスタイルだからです。
もちろん、伸ばすこと自体も大変ではありますが、黒髪スーパーロングはどう難しいのでしょうか?

①毎日のお手入れが大変

スーパーロングの難しさの一つ目は、兎にも角にも日々のお手入れが大変なことです。同じロングでも胸下まで伸びると、長過ぎて「ある程度の長さで切ってしまう方が楽」という方が現実的です。

ドライヤーの時間が長くなるのはもちろん、絡まりやすいためブラッシングなども重要。シャンプーやトリートメントの使用量も増えるため、日用品のランニングコストもかかりやすくなります。

シャンプーが億劫になる

②全身のバランスが難しい

スーパーロングになると、身体の1/3〜1/4まで髪の毛が占めるようになります。そこで難しくなるのは、身長との対比です。

髪の長さや形は一緒です

図は、腰まで伸びたスーパーロングの「高身長さん」の後ろ姿を、コピペしたものです。
真ん中と「低身長さん」は、「高身長さん」の身体を10%ずつ縮尺しています(つまり低身長さんは、高身長さんより20%小さい)。

ですが頭(髪の毛)のサイズは変えず、高身長さんと同じ頭を貼り付けています。理由は、人は子供から成人になると、身長の個人差はあっても、頭のサイズはほぼ変わらないからです。

そのため、図を見ると低身長さんの髪の毛は、横幅が広く見えているはずです。
当然、高身長さんの方が縦長に見えやすくはなりますが、低身長さんは髪が伸びるにつれて横にも広がりやすく、バランスがイメージと違って見えるようになるのです。

③「何もしてない感じ」に見えやすい

長く伸ばす過程で、髪の毛はどうしてもダメージを負ってしまい、ダメージを負った毛先は、バサバサに見えやすくなります。すると髪の毛は「清潔感」が失われ、“だらしない”印象になってしまいます。

つまり、毛先が整っていないと「何もしてない感じ」に見えやすい。
更に、バサバサした髪が身体の1/3を覆っていると、疲れた印象に見えてしまいやすくなります。

ロングヘアは、「何もしなくていい」わけじゃない

◎取り入れるポイントは「ストンとしたストレート」

黒髪スーパーロングは、「ストンとして柔らかい」髪である方がステキに見えます。なぜなら、横に広がりにくいからです。
では、どうすれば「ストンとしたストレート」になるのでしょうか?

▼ストレートパーマならストンと艶感

先述した通り、髪が横に広がるほど横幅が広く見えるので、縦長に落ちる方が収まりが良くなります。
ストンとしたロングヘアになるには、ストレートパーマがオススメです。横に広がるのは髪質の影響も受けやすく、ウェーブがあるほど広がりやすくなります。

薬剤によるダメージは避けられませんが、ストレートになることで艶感もアップしやすくなります。

▼「美容室でするトリートメント」を駆使する

ダメージが気になる方は、「美容室でするトリートメント(システムトリートメント)」を駆使すると効果的です。システムトリートメントはここ数年、著しい進化によって質感が飛躍的に向上しています。

ですがトリートメントは、超回復する「万能薬」ではありません。

髪の毛は、スキンケアにある「ターンオーバーを促す」機能のように、「髪の毛の回復を促す」ことができません。そして髪の毛は、「補修」のために入った成分を保っておくことができません。

そのため、トリートメントの機能は、傷みをカバーする「補修」であって、元通りに治す「修復」ではありません。
つまり、『傷んでるから、いいトリートメント使ってみよう』とするより、「傷まないためのアプローチ」の方が重要だと覚えておきましょう。

トリートメントは、あくまで「補修」するもの

▼「暗めの茶髪」でも柔らかく見える

アジアンビューティーな黒髪はステキですが、重たい印象になりやすく、また紫式部や清少納言のようなイメージも拭いきれません。

例えば、「暗めの茶髪」になるだけでも印象は大きく変わります。少しの違いでも、外国人風の柔らかい印象になります。
髪が明るくなることで艶感は少し落ちますが、洋服との色味の相性が良くなるメリットもあります。

□□ヘアドネーションのために頑張っている方に向けて、アドバイス□□

ここ数年ですっかり定着した、ヘアドネーション。経験済みの方も、伸ばし中の方も多いかと思います。

ヘアドネーションをして「切った後はボブスタイルにしよう」と考えている場合、逆算すると必然的にスーパーロングになります。
とはいえ髪の毛は均一に伸びていくとは限らず、一本一本に誤差があります。また日々の生活で切れ毛が起きて、短くなることもままあります。

そして、31cmという長さは、扱いに慣れていないと日常生活に支障をきたしてくるレベルです。その大変さから途中で挫折する方も多く、闇雲に2〜3年を伸ばすのは大変です。

逆算すると、スーパーロング

そんな方には、「長さを変えないように毛先をカットしてもらう」ことをオススメします。毎日が大変でヘアドネを諦めてしまわない様に、「伸ばすために切る」ことが効果的なのです。

髪の毛は長さを変えずとも、ボリューム感や毛流れの調整をすることで、ドライヤーの時間が短縮できたり、指通りが良くなったりします。ただし美容師さんには「ヘアドネーションをするので」と、その旨を伝えましょう。

ヘアドネーションする方を、全力で応援しています

髪が長くても「美容室に来てね」と言うのは、営業トークではありません

髪が長ければ、「美容室に行く必要もない」という考えの方もいるかと思いますが、少し違います。
長くてもカットやトリートメントで「美容室に来てね」とオススメしているのは、違いを体感できる、キレイに維持するためのメリットが多いからです。

前述したように、長い髪はデメリットも沢山あります。美容師側のポジショントークだと思うかもしれませんが、一度試してみることをオススメします。


ではまた。

Twitter、Instagramのフォローもよろしくお願いします。

LINE公式アカウントを作りました。友だち追加、よろしくお願いします。

LINEクリエイターズスタンプを作りました↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?