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「クリエイターかくあるべし」正月の怠けた心を揺さぶったもの【美容師なのにライターのとりとめのない日常#24】
遅ればせながらですが、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
年始はダラダラと過ごし、今日が仕事始めの操作イトウです。
今回は、「美容師なのにライターのとりとめのない日常」です。
東京の二子玉川と自由が丘を拠点に、15年以上美容師をしています。ほど近い地域のマンションを購入して(たぶん) 8年目。
2023年4月に待望の第一子が誕生。
趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞。家から出たくない派、家に帰りたい派。
#24
子を連れ帰省しダラダラとした正月でしたが、早々に腰を痛めている今日この頃。2025年、令和は7年。21世紀も四半世紀経ったのだそうです。
年末ごろ、たまたま観たものに心揺さぶられる事が続きました。
そんな、素晴らしいなと感銘を受けた作品を紹介します。
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◾️ルックバック
とっくに話題になっていて今更ですが、子育てで映画から離れていた僕にとって、難易度の高いコンテンツになっていまして。
チェンソーマンで一躍最注目クリエイターになった方の読み切りの過去作。「あの人がやってるやつだよ。青春モノだよ」ぐらいに紹介された予備知識で期待していましたが、これ、チェンソーマンじゃん。
クラスで賞賛され、うつつを抜かし、巨大な才能にひれ伏した後の世間への失望と疎外感。特にこの、引きこもるでもない学校での孤独感はすごくリアルで、僕もそうだったし、たぶん沢山の人が自分を投影してると思います。
そして、情熱を共有できるボーイミーツガール(どっちもガールですが)な展開と、袂を分ち、その後の苦心。取り返せない想いをファンタジーでぶん殴る快活さが、気持ちいい読後感でした。
映画と言いつつ1時間の潔さは、マンガ愛も映画愛も感じる。この人絶対映画好きじゃん、って思いました。
◾️ファビオ飯
YouTubeでも有名なイタリアンシェフのファビオさん。奥さんがファンだったこともあり以前から欠かさず観ています。イタリア遠征で有名なレストランの現場に参加する動画を度々上げていて、毎回、料理人ってすげーって楽しんでいます。
そんな今回の動画は、格別にクリエイターな内容でした。
舞台は、前年も同じように遠征したミシュラン一つ星のレストラン。ところが現場のトップシェフが諸事情で抜けてしまったことで、残された3人のスタッフで厨房を回している、という過酷な環境に。
若手ながら繰り上がりでシェフになった彼を中心に「星を守る」ことが課せられ、一人一人に重要なタスクが多いピリピリした緊張感。
本来なら、忙しい現場は動画に参加する余裕もないはず。序盤からファビオさんは、現場の苦しさを知っているからこそ「動画を上げるべきかどうか悩んだ」と慎重。
ですが、このスタッフ全員が怒涛の仕事に心血注いでいる姿に感銘を受けました。
本当は「こんな事気にせず食事を楽しんでほしい」の想いが強いのだとお察ししますが、似た経験をした事がある人にとって、熱い想いを抱く内容でした。
少なからず自分も20〜30代はじめに経験してきた、辛い環境。一人がいなくなる事の負担の大きさと、それでも質を落とさないために頑張るチームワーク。
ぜひご覧あれ。
ではまた。
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