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業界誌の連載で思うこと【美容師なのにライターのとりとめのない日常#16】

操作イトウです。
今回は、「美容師なのにライターのとりとめのない日常」です。
僕は、東京の二子玉川という地域で10年以上美容師をしています。ほど近い地域のマンションを購入して(たぶん) 6年目。
結婚から7年目、2023年4月に待望の第一子が誕生。
趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、家から出たくない派、家に帰りたい派。

#16

昨年末から始まった美容業界メディア「ボブログ」への連載ですが、最近感じていることをお話します。
noteもそうですが、今までの僕の投稿はほとんどが一般の方に向けた内容です。ですがコチラは業界内へのアプローチとなり、美容師さんに向けて話をする、といった内容が主体。
内容的には、担当の編集者からお題を出されてそれに回答する、という形で行っています。そのため業界内の時事ネタを取り扱うことが多いのですが、「時事ネタを整理してわかりやすく伝える」内容ではなく、「それに僕がどう感じてるか」を語るスタンス。なので今までの経験談や身の上話、僕の価値観を踏まえた上でお話するので、エッセイやコラムのようなニュアンスも強いのです。

そういったモノを繰り返していると、そういえば僕は昔から「僕がどう感じてるか」にすごく興味があったな、と思い出した気がしています。
例えば、10代の頃から没頭した音楽鑑賞。ディグるうちに「往年の名作」を一通り巡りながら、「これがすごい!」とか「理解できなくて好みじゃない」とか、「自分の感想」を脳内で言葉にしてストックしていました。
そして、それを音楽好きの仲間と語り合ったり、仲間の感覚に共感したり、全然理解できないことまで含めて、が楽しかった。音楽誌も読み漁って情報収集に勤しんでいましたが、自分は楽器は演奏できないし、洋楽を聴いても歌詞はわからないから、作り手側の目線には立てません。それでも、いたって感覚的に捉えることが喜びでした。

彼は僕のアイドルでした。R.I.P

20代に熱中した映画鑑賞にしても、同様に「名作」に「自分がどう感じるか」が重要だった。文芸好きが集まるバーで、オッサンたちとあーでもないこーでもないと自論を展開しながら呑み明していた頃が懐かしく、ホントにあの場では沢山のことを教えてもらったものです。

それが連載を通して、僕は「僕がどう感じるか」を言語化するのが楽しいんだな、というのを思い出した感じがしているのです。こうやって自論を展開する場を頂いているのは、僕にとってはこれ以上なく有り難く、水を得た魚のように楽しめています。
まさか自分が、自分の所属する業界に向けてオフィシャルに発信する場を与えられるとは。やってきたことが評価されて有り難くもあるし、考え直すと恐縮ですが、それでも言いたいことはいっぱいあるのだ。

もちろんどれだけの方に響くのかは分からないし、受けたオファーに答えるしかない立場なのですが、僕はこれからも生成AIに負けないために「僕がどう感じるか」をぶちまけていきます!

ではまた。

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