夏はもうすぐ。臭い頭皮はハラスメントらしい【頭皮ケアを解決する方法】
操作イトウです。
今回は、この記事を読んだことがきっかけ。
立場や権威で訴えられない臭いは、「スメハラ」と呼ぶのだそう。
「臭い」というと「=おっさん」と紐付けてしまいがちですが、実は臭い問題は、老若男女問いません。
強過ぎる香水だってそうですが、それを自覚できていないのはハラスメントレベル。
若い方でも、男女問わず臭いものは臭い。これには理由があります。
おっさんの臭さについてはコチラ↓
◾️臭いの原因は、古くなった「皮脂」
まず、夏の頭皮の臭いの原因は「皮脂」です。
皮脂は、毛穴の中にある「皮脂腺」から分泌されていています。
「皮脂腺」は、毛が生えているかどうかに限らず「毛穴という毛穴」にセットで付いています。
そのため全身に皮脂腺はありますが、必然的に毛穴の多い「頭皮」から沢山分泌されるようになります。
皮脂は「お肌を守るため」に皮脂を分泌してます。
ですが皮脂は適切に洗い流さないと、お肌にとって悪影響をもたらします。
「ニキビ」などは分かりやすい例ですが、脂=油は古くなると固い塊のようになってしまうため、毛穴を塞いでしまうのです。
この皮脂は「かぶれ、湿疹」以外にも、「臭い」の原因にもなります。
頭皮に「古くなった油の臭い」を感じるのは、皮脂が頭皮に長く留まってしまっているから。
つまりコイツを除去しないと、いつまでも臭いが残ってしまうのです。
▼夏は、皮脂が2倍も分泌される!?
「臭い」が夏に特に強くなる理由は、夏場に皮脂が多く分泌されるからです。
なんと、平常時に比べると2倍も分泌されているそう。
そして分泌量には個人差がありますが、思春期の青少年は通年的に過剰に分泌している傾向も強いです。
ニキビの原因もまさにコレなのですが、青少年の独特の臭いはここに起因しています。
▼不摂生は露骨に影響する = 若者でも臭い
成人の皮脂の過剰な分泌は、不摂生が強く影響しています。
ラーメンやハンバーガー、コンビニ飯などのインスタントで油分の多い食生活は、頭の臭いに直結します。
このことから、中年だけでなく若い人でも頭は臭くなりやすい。
そして頭皮の臭いは「タバコの臭い」と混ざっていることも多いです。そのため、今でもこだわって紙タバコを吸っている方は、どうしても臭くなります。
繰り返しますが、皮脂が一概に悪者というわけではありません。
しかし、それが暑さによって過剰に出てしまうと、いつも通りのケアでは間に合わず、臭い人が激増してしまうのです。
◾️まず見直すべきは、シャンプーの仕方
頭の臭いは、「シャンプーできちんと洗えていない」ことが原因の1つです。頭皮ケアは、臭くなる前に普段のシャンプーで皮脂を落とす「予防」が重要です。
ですが、そもそも「シャンプーのやり方」は子供の頃に親に教わっている程度で、美容師目線では誰もが正しいやり方で行えているわけではありません。
細かいことは後回しにしてもいいので、これだけやって欲しい。
ズバリ、頭皮ケアで一番やって欲しいことは、コレ!
より詳しいシャンプーの仕方については、コチラで↓
▼シャンプーは、普段の3倍の時間をかけて流せ!!
シャンプーの工程の中でも、特に怠りやすいのが「シャンプーの流し」です。
シャンプーは、見た目の泡が無くなった程度では流し切れていません。洗い残したシャンプーなどの「洗剤」の主成分は、油です。
つまりキチンと洗い流さないと、「洗い残したシャンプー」も同様に、凝り固まった汚れと化し、臭いや痒みの原因にもなります。
そのため「頭を掻く」ことよりも、「シャンプーを流す」ことに時間を多くかけた方がいいです。「風呂桶でジャパーン!」を繰り返しても、シャンプーは流せていません。
必ず、シャワーでジャージャーやりましょう。
自分が「烏の行水」だと自覚されている方は、普段の3倍の時間をかけて流してください。
特に流すときに注意するのは、襟足です。
襟足は後頭部からくぼんでいるため、髪の毛が一番密集する箇所です。そのためシャワーでも頭皮まで通りにくく、風呂桶ジャパーンでは流れません。
更に、元々通気性も悪いため、頭皮の異変や臭いが出やすいところです。
◾️それでも、頭の臭いはシャンプーでは落とせない!?
残念ながら、シャンプーの仕方を改めても「これで万事解決!」とはいきません。
なぜならこれは、あくまで「予防」だからです。
皮脂は固まってしまうと、日常的なシャンプーでは落としきれなくなります。
キッチンのしつこい油汚れが簡単に落とせないように、頭皮の皮脂もまた、しっかりと洗浄しないと落とすことができません。
①美容室でクレンジングをすれば、イタ気持ちよくて満足度も高い
固まった皮脂を落とすためには、「頭皮用のクレンジングオイル」が必要になります。「メイク落としのオイル」と同様、「油は油で浮き立たせて落とす」工程が必要になります。
そこで、美容室で「頭皮クレンジング」などのスパメニューを取り入れてみましょう。
クレンジングのメニューは5〜10分程度に設定されていることが多く、料金も比較的お手軽。イタ気持ちいいマッサージで満足度も高いことから、多くの美容室で取り入れられています。
頻度は月1回程度から、カットのご来店に合わせてするのが良いでしょう。
②頭皮クレンジングは、おうちでもできる
最近では、手軽に「頭皮用のクレンジングオイル」が購入できるようになりました。
ですが皮脂は、取り過ぎても頭皮によくありません。我流はやり過ぎになりやすいため、注意です。
ホームケア用は商品によって洗浄力が異なるので、週1~2回程度を目安にしましょう。
プラスで、ヘッドスパ用の「シャンプーブラシ」を利用するのも良いでしょう。自分の手では再現できない触感で、イタ気持ちよくシャンプーすることができます。
しかしその品質は、ピンキリ。
触感の良し悪しは露骨なので、安価なものは頭皮を傷付ける可能性もあります。
◾️臭いに「無自覚」は、ハラスメント
今後「清潔感」にまつわるお話もする予定ですが、その「無自覚」はハラスメントに繋がります。
自分を客観的に見て、ご自愛ください。
ではまた。
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