「12月中に予約が取れないとか最悪なんですけど…」美容室のライフハックはコレ【操作イトウのUG投稿】
ハロウィンが終わったかと思えば、今年もあっという間に見えてきた年末。
そして、過ごしやすく落ち着きたい11月とは対照的に、忙しなくなるのが12月。「あれもこれも、年内にやっておかなきゃ」なんて考えながら、美容室の予約をポチポチ。
ですがこの時期、美容室は予約枠が埋まってることもしばしば。美容室が混むのは知ってるけど、12月中に美容室が予約が取れないとか、最悪なんですけど!!
そんな貴方は、11月中に美容室に行くことがオススメです。
モタモタしている時間があるなら、11月中に美容室に行ってみましょう。
それって、ただのポジショントーク?
※コチラは2022年2月15日の投稿したものを、再投稿しています。文末には【今回の振り返り】も記載しています。
髪を切りたくなるのはいつ?賢い美容室の通い方
操作イトウです。今回は、美容室の一年間のサイクルについてのお話。
美容室には「お客様が集中する時期」と、逆に「ぽっかり空いてしまう時期」があります。つまり「繁忙期」と「閑散期」です。それは人が「髪を切りたい」と思うニーズによって、変化します。
ではお客様は、どのタイミングで「そろそろ髪が切りたい!美容室に予約しなくちゃ」と思うのか?
人が「髪を切りたい」と思うのは、いつ?
美意識の個人差とは関係なく、お客様の「髪を切りたい」タイミングは、だいたい似通っています。何年もお付き合いのあるお客様を担当していると、美容師は「○○さん、そろそろいらっしゃるかな?」と、サイクルが予測できたりします。
「髪を切りたい」タイミング。それはズバリ、「人に会う時」です。
これは特に、「久しぶりに会う人」に対してです。いつも一緒にいる仲間や家族、同僚とは違い、久しぶりに会う友人や親族、恩師や先輩後輩などに対して、「キレイにして迎えたい」という心理が働きやすいと言えます。
そのため人が集まりやすい「行事」や「イベント」は、久しぶりの人に会う機会が多く、その前準備として「美容室に行こう」という気持ちが働きます。
賢い美容室の通い方とは?
それは「閑散期」に美容室を利用することです。閑散期は、人気の美容師さんでも比較的予約が取りやすく、美容師側も時間の融通が効きやすいので、高いパフォーマンスを発揮できます。
そのためスケジュールのタイミングを見ながら、閑散期を狙ってみましょう。コロナ禍もあり、人との接触を控えたい方にも有効です。
美容室の「繁忙期」は、12月、3月です。帰省、学校行事、冠婚葬祭、季節のイベント等、人に会う機会が多くなる時期です。
対して、「閑散期」は2月、11月。繁忙期の前の月です。「12月に帰省するから、美容室もちょっと待って12月にしよう」と帳尻合わせをする方が多くなります。
ご参考までに、美容室の一年のサイクルをまとめてみました。
【1月】お正月と成人式
一般的な美容室では、元旦からの数日間、正月休みをとるところが多いです。そもそも美容師は、まとまった休みを取ることが少ないこともあり、貴重な連休でもあります。そして中旬ごろまで、「本当は年内に来たかったけど、間に合わなかった」お客様が来る時期でもあります。
1月のイベントといえば「成人の日」。“着付とヘアセット”を受け付ける美容室は、書き入れ時です。成人式の時間に合わせて朝早くから営業するため、半日てんやわんや。一方で、“成人式セット”を受け付けていないお店は「成人式は忙しいだろうから」とお客様側から配慮されやすく、ぽっかりと暇になりやすい日でもあります。
成人の日についてはコチラを↓
【2月】とにかく寒い…。
12月〜1月中旬までにお客様は一巡するため、閑散としやすい時期です。またお客様は「次は3月の〇〇のイベントに合わせて来たい」と考えるため、帳尻合わせしがちです。気温も一番寒い時期で、ファッション的にも停滞しやすいといえます。
また2月は日数が少ないため、「月の売上額」を指標とする美容師は、数字としての結果が出にくくもあります。
【3月】卒業式と春ファッション
卒業式、引っ越し、新生活、異動や転勤、それに伴う送別会など、イベントや門出に「人と会う」機会も多い時期です。
また徐々に暖かくなってきて、上着を脱ぐ時間が増えたり、ファッションが華やかになってくる頃でもあり、ヘアスタイルを変えたくなる方も増えます。
【4、5月】新生活、ゴールデンウィーク
4月は生活のスタイルが変わりやすい時期。春休みが終わると、新生活の忙しさ、せわしなさから、順応するまで「美容室に行く」という選択肢が上がらない方も多いようです。
5月といえば「ゴールデンウィーク」。レジャーや旅行に合わせて、初日と最終日は混みやすいものの、「中間の期間」の人の入りが読めないのが特徴です。“天気が悪い”などの理由で人出がレジャーに向かないと、美容室は混みやすかったりします。
また気温が上がってくる時期なので、特にメンズは短めにする人が増え始める傾向もあります。
【6、7月】湿気でウネウネ
この時期は、兎にも角にも、髪の毛の大敵「湿気」に振り回される時期です。湿気によって髪はウネウネ、「膨らむ髪をなんとかしたい」と、ストレートパーマの需要が増えます。
また夏に合うヘアスタイルの需要が増えるため、ヘアカラーはハイトーンにしたりと、お客様の“滞在時間”が長い施術をする方が多くなります。
【8月】夏休み。日焼けと浴衣
夏休み中はお盆時期の帰省、旅行などによって閑散としやすいです。そして家族連れでの来店など、子どものカットが増えたり、客層が変化します。反対に、ママ層の来客は減ります。「家族が一日中家に居るから、それどころじゃない」そうです。切実。
メンズの刈り上げで日焼け痕がくっきり残る方がいたり、夏祭りの着付やヘアセットの需要もあり、季節感の華やかさがある時期です。
【9、10月】秋を先取り。でもまだまだ暑い
新学期によってママが解放され、ご来店される方も多いです。「シルバーウィーク」はゴールデンウィーク同様、忙しくなるのかが読みにくいです。
秋ファッションを意識して、暗めのブラウントーンの色味が人気になりますが、実際はまだまだ暑い日が続きます。そして羽織り物の時期は短い上に、秋っぽさは一瞬で去ってしまいます。
【11、12月】過ごしやすい11月と、師走。
11月は過ごしやすい日が続くものの、全体的に停滞します。
12月は、特に下旬が混み合いやすく、予約が取れない事も往々にしてあります。帰省を意識していたり、冬休みに入ると駆け込み需要が起きます。また「年越しはキレイにして過ごしたい」といった心理も働くようです。ボーナスを受け取って、美容室での“プチ贅沢”を選ぶ方も多いです。よく聞かれますが、「クリスマス需要」はあまり無いです。
いかがでしたか、是非ご来店の参考にしてみてください。
【今回の振り返り】この暖冬で…
季節感を感じてから洋服に目が向くのと同じように、気候が変わって美容室に足が向く方も多いはず。
しかし、今年は顕著な暖冬。
いつまで暑いんだよってくらいで、衣替えが遅れたり、秋服らしい秋服が必要なくなったり、まだ本格的なアウターに手が出ない方も多いのではないでしょうか。
美容室のこのサイクルも、今後は多少ズレるかもしれませんね。
ではまた。
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