ちいさなガッツポーズ
今日は第2グループが初めて登校する日です。昨日同様に,自己紹介ゲームを行いました。しかし,実際には昨日と同じにはなりませんでした。
自己紹介ゲームとは,私が出す5問の選択クイズに答え,自分と同じ答えの人を探すというもの。その際に,自己紹介とちょっとした会話が生まれます。
3問目までを出題した時に,昨日と違ったことになりました。
「先生,自分で問題を創ってみたい」
こんな発言が飛び出したのです。私は嬉しくなりました。なぜなら,私が授業のキーワードとして持っている「創造性」を感じたからです。
もちろん私はOKをだして,「すごい!先生の考えを飛び越えていったね」と価値づけました。すると,その子は小さくガッツポーズをしました。
「ねえみんな,Aさんが自分で問題を創ってみたいって言うんだけど,なんかおもしろそうだね。やってみたい人いる?」と全体に呼びかけると,
「Aさん,ナイスアイディア!」「はいはいはーい!俺もう考えた!言っていい?」とみんなノリノリ。Aさんは,再び机の下で小さくガッツポーズをしていました。
きっとAさんは,初めて会う担任にこんなこと言っていいのかな等と不安の中の発言だったと思います。まずはその挑戦に子供の凄さを感じました。私にはできません。
子供はいつだって担任の想像を超えていきます。子供の力を信じ,子供に「授業での学びを委ねる」ぐらいの気持ちでいることも,教師として大切なことかもしれません。
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