見つけられない
路上で、uber eatsの自転車やバイクを頻繁に見かける。コロナ禍で、外出を控え、出前ですまそうという家が多いのだろう。
uber eatsではなかったが、同じようなデリバリーを頼んでみた。
配達者がどこにいるか、スマホ画面に表示される。見ていると、なんだか、遠回りをしているように見える。あれあれと思うと、私の家からどんどん遠ざかっていった。ナビは付いていないのだろうか。
単なる方向音痴?
再び近所にきた。表示が止まった。動かない。
オーダーしてから、一時間がたっている。
迷っているようだ。
配達者とLineができるようになっているので、問い合わせをしてみる。
「住所が見つかりません」と返事がきた。
「わかりました。近くにセブンイレブンがあります。そこで待っていてください」
私はそう返事をする。私が配達員のところに出向いていったほうが、早そうだ、と思ったのだ。
配達員は、セブンイレブンの前に立っていた。私は近づいていき、スマホのLineを見せた。
「見つからなくて」と配達員はいった。イントネーションが微妙だった。外国人のようである。
客からのオーダーが殺到して、とにかく人材募集をかけているのだろうか。
オーダーした家が見つけられなかった配達人なんて、初めてである。
スマホに、配達人の評価欄があった。とりあえず、👍にしておいた。
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