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20歳以上、年齢が離れた友人を持つことの意味。

今まで何度かブログにも書いてきた

20歳以上年上の友人ご夫婦。

私の理想の「チャーミーグリーンの老夫婦」

そのままのご夫婦。

お互いを名前で呼び合うご夫婦。

このご夫婦が

私が理想の夫婦を考える上での

原点になっています。

お付き合いは40年以上。

お互いに引っ越しも何度かして

ご近所さんではなくなったのに

ご縁が繋がっているのです。

そんな憧れのご夫婦も80代半ば。

ご主人が病い倒れ

軽井沢の病院に入院なさったのです。

けれど、元気になられ、退院できることに。

「良かった!」と喜んでばかりもいられません。

「老夫婦ふたりで軽井沢の家で

暮らすのはもう難しい」と

お子さんの判断になり

ふたりで入居できる老人ホームを探す

ことになったそう。

退院を迫られていることと。

お子さん住む鎌倉からでは

軽井沢は遠すぎること。

様々な条件があり、

なかなかふたりで即入居できるところは

見つからなかったようです。

結局、みつかったのは

静岡の郊外の老人ホーム。

入居の報告を受けてほっとしたものの

色々考えさせられました。

夫婦ふたりが共に元気で

住み慣れた大好きな家で

ずっと暮らし続けるのは難しいこと。

特に別荘地の山の中では

車の運転ができなくなると

買い物にも行けず生活に困ること。

片方が病気になると

入院や諸々の手続きで

子どもの手を借りないと

難しくなること。

仲の良いご夫婦がいつまでも

仲良く二人で暮らし、年をとっていく姿

に憧れていた私。

それは、ある意味幻想に

近いのかもしれないと

現実を思い知らされました。

あんなにお料理が得意で

上手だった奥さまが

「毎日の食事つくりが大変」と

おっしゃるようになるのも、驚きでした。

老人ホームへの入居を

進めることになった理由のひとつが

「毎日の食事つくりからの解放」

だったとも伺いました。

日常の家事も体力が衰えてくると

段々億劫になるんだなぁ・・と実感。

先日奥さまからお電話をいただきました。

「狭い部屋だけど

ふたりでなんとか暮らしているのよ。

食事も3食でてくるし・・。

でもね、何もすることがない。

郊外だから外出もままならない。

それもしんどいの。

贅沢だとわかっているけど・・。」

「遊びに来てね。あなたの顔をみたいわ」

コロナの緊急事態宣言が解除になったら

会いに行く約束をしました。

年に2回、鎌倉を一緒に散策したのは

ご夫婦が60代の時。

今の私の年齢だったんだ・・と。

20歳近く年上のご夫婦との

お付き合いから

自分の20年後の姿を想像します。

年齢の異なる友人を持つことの意味は

自分の未来に起こり得ることを

具体的に知ることができること。

それに備えて、準備することで

不安が少なくなること。

老いを誰にでも来るものとして

受け入れる覚悟ができること。

そして、もうひとつ。

このご夫婦から言われることは

「同じ年の友人ばかりだと

皆同じように年を取っていく。

亡くなっていく友人も多いし

サポートしてあげたくても

お互いできなくなるのよ。

だから、年下の友人である

あなた(私のこと)の存在は

本当に有難いのよ。

会いたいと言って遠くても

会いに来てくれるのは

本当に嬉しいの」

年齢の離れた友人を持つことの意味を

このご夫婦に教えていただいています。

あなたには、年齢の20歳くらい離れた

生涯お付き合いできる友人がいますか?

#夫婦ふたり #人生100年時代#幸せな人生#6

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