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私はひとりぼっち・・孤独と向き合う

今、関わらせていただいている方とのやりとりで
考えさせられることがあったので
書いてみようと思います。

*内容は一部加工しています。
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母との関係で悩んでいます。
悩んでいるのですが、先日、
ふと、母が亡くなったら私はひとぼっちなんだ・・
と思ったら、孤独感にさいなまれるようになりました。

家にひとりでいると辛くなるので
外出すると周りは恋人や家族連ればかり。

みんな幸せそうで、余計自分はひとりなんだ・・と
辛くなり、休日に外出するのもイヤになり、
引きこもっています。

結婚もせず、子どもも持たず、自分は人生に
何も残せていないと思うと
絶望感が湧いてきます。

私の人生は、失敗だったと思うのです。

けれど、自分で命を絶つ勇気もなく
これからも生きていかなければならない

毎日が、シンドイです。

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きっと毎日シンドイだろうな・・と感じました。

孤独感って本当に辛いもの。

孤独には物理的な孤独と
精神の孤独があります。

ひとり暮らしで物理的に孤独な人が
全員孤独感を感じているか・・というと
そんなことはありません。

また、恋人や家族と一緒に住んでいる人が
孤独感を感じていないということでもないと
思うのです。

身近な人が近くにいるのに、
心が通じ合わない孤独感の
方が、物理的孤独よりよっぽど
辛いと思うのです。

私自身、結婚している時に、

「結婚しているのに、
 なんでこんなに寂しいんだろう・・
 私はひとりぼっちだ。」

と強烈な孤独感を感じていました。

家にひとりでいられなくて、
街を彷徨ったこともあります。

離婚してひとりになってからは、
孤独感を感じなくなりました。
(生きていくのに精一杯でしたから)

私がそんな孤独を感じた時に
ひらく詩があります。

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二十億光年の孤独   谷川俊太郎
 
 
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
 
火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或いは ネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
 
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
 
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
 
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
 
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした
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私にとっては大きな悩みでも、
この詩を通して宇宙を感じると
なんでもないような小さなことに
思えてしまうから不思議。

「ちっぽけなことで悩んでるな・・」
と思え

「ま、いいか!」

と元気になれるのです。

「こんな簡単じゃないの!」

と思われるかも知れません。

けれど、先日のブログに書いたように

自分は自分でしか決められない」

のです。

だとしたら、しんどい時
その自分を救う術を持っておくのも
大切なこと。

自分は自分でしか守れないのですから。

私にとっては、
この詩がそんな救いの道具です。

みなさんは、自分を救う道具や手段
をもっていますか?

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