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「はじめての老い」が書籍化されます

にゃんと。本が出ます。
そうですnoteで書いてきた「はじめての老い」というシリーズ原稿をまとめて、そしてアレコレ書き足したものが、本になるということです。

「はじめの老い」は、編集者で大学教員である私 伊藤ガビンが、50代末あたりから感じ始めた「自分の中の老いがいま急速に始まっている!!」ということをレポートしているという軽めのエッセイです。
でる。Pヴァインのele-king booksから!


若い人に一応説明しておくと、本というのはですね、木材をすりつぶしたり、釜で煮て「セルロース繊維」を取り出してパルプというものを作ってですね、それをあれこれして板状の「紙」というものにして、それを束ねたものです。さらに今回は、その紙とかいうやつにインクを使って文字を印刷しています。
つまり木に書かれた文字ですね。
21世紀も1/4が過ぎようとしているのに、木に書かれたしょうもない文章をお届けしようとしています。熱帯雨林で有名なアマゾンでも売っています。でも、なんとなく本屋で買うといい気がするね。

ブックデザインは、坂脇慶さん。写真は新津保建秀さんです。嬉しい。
カバーはずした姿も惚れ惚れするほどかっこいいので、お楽しみに。

この本の素晴らしいところとして、タイトルと中身が結構一致していることだと思います。つまりタイトルだけ読んでもらえば全編読んだも同然。背表紙を読んだらもう「読了」と言ってもいいと思います。タイパがいい。読書感想文の宿題がだるい場合には、背表紙だけ読んでもらって想像で感想を書いていただいて結構です。

もっと詳しい内容が知りたいって人は、目次をどうぞ。

■目次
はじめに
【老いに入りかけた時に感じていること】
老いの初心者として 初めての老眼/見えてきた! 私がキレる老人になるまでの道/こんにちは老害です-老害の側から考える老害-/らくらくホンを買う日を想像する/人間ドックの見え方が変わった話/ただ老いている
【アップデートできる できない?】
服装がずっと同じ問題/等速じいさん/太るのか痩せるのか/四季にように髪の毛を
【じじいのしぐさ、これだったのか】
シーシー問題/ブランコが怖いということ/おじいさんのような動き
【意外と早くきた(逆にまだきてない)】
身長が縮んだ話/ついに眉毛が伸び始めた!/握力の低下にショックを受けた話/未入荷の老い/シモジモの話/見つめたくない滑舌
【センパイから学ぶ】
センパイの話/手が信じられないほどカサカサになるという話/老猫との対話/メモを片手に綾小路きみまろ公演
【老いと時間】
「返納」について考える/老化が開く知覚との扉/[朗報]時間が経つのは年々それほど早くならないのではないか、という話/記憶のサブスク/死んでも驚かれないサイド/「逃げ切る」という考え方
おわりに

noteに書いていたものに加えて、なんやかんやと書き下ろし入ってます。しんみりしたり、頻尿を語ってみたり。

何本か、お試し版としてリンクしときます。

↑これ最初に書いたものかな。書き始めた時の気持ちが書かれていますね。

↑これはたいへんに読まれたもの。いつかはキレる老人になるのではないかとオノノイテいる原稿になります。

というような文章が、30本詰め合わされたお得な商品になっとります。

書籍化にあたり、これまで公開していた記事の大半を非公開にしました。しかし、今後も書いていきますので、マガジンの方は登録しておいていただけるとたいへんありがたいです。





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