スポーツと多様性社会
前回はオリパラのスポーツ庁の見解ということで、主にメダルについて記事にしていきました。
今回は、オリパラから多様性社会、共生社会について、スポーツ庁の勉強会の一部を記事にしました。
先日のスポーツ庁の勉強会でも、講師の方から多く聞かれたのが、共生社会。
今回のオリンピック・パラリンピックのテーマでもありましたよね。
*写真は、長野に行った時に、体育館で車椅子バスケの試合が行われていました。実際に見ると接触プレーの迫力がすごかったです。
<オリピック・パラリンピックの選手の交流>
実際に開催前の事前合宿などで、オリンピアンとパラリンピアンが、同じ合宿地にいることがあったそうで、
そこでは、交流する機会が合って、オリンピアンがパラの選手と一緒にトレーニングして、いい影響が合ったそうです。
ここに関しては、共生社会の実現につながることにもなったそうです。
違いを認め合うことができる良い機会になった。
そうした社会を、これから日本はどう実現していくのか。
ここは課題ですよね。
ただ、現状難しいことがたくさんあるようです。
例として上がっていたのが、体育館の利用について。
車椅子バスケは、大会でも銀メダルに輝き、盛り上がっていましたよね。
かなり激しいスポーツで、接触プレーもすごい迫力があります。
ここで一つ問題なのが、
タイヤの摩擦によって、体育館の床が傷ついてしまうことがあるということ。
これにより、自治体の体育館が借りられないことがあるそうです。
共生社会という視点から考えると、検討が必要ですね。
体育館を長く使用できるようにと、施設側から考えると、床への対策も必要ですし。(支援することを政府で考えているそうです。)
決して使わせない、利用できないということはないと思いますし。
<児童に共生社会をどう伝えていくか>
もう一つ共生社会というテーマから、残念だったこととして、
教育的な視点から、
児童にどう伝えていくか。
学校連携プログラムというのがありましたよね、児童・学生が実際に観戦をしにいく。
これは、文部科学省の取り組みの一環だったそうです。
現場で観戦できることって、もう無いかもしれませんよね。多くの方が観戦することなく終わってしまいましたが。
ただテレビの中継などで、パラスポーツがあることは、世の中に広まったとは思います。
実際に、私は視覚に障害をもつ方とサッカーを一緒にプレーしていますし、普及という面ではまだまだこれからといったように感じております。
他には、車椅子バスケも、障害を持っていない方でも、参加できるみたいです。
共生社会を今後実現していくためにも、
児童や学生にどう伝えていくか、
オリンピック・パラリンピックを観戦することで、何かしらの影響を与えることができるのでは、と考えていたようです。
それができなくなってしまって、残念です。
<まとめ>
競技の特性上、施設利用でも環境整備が必要なところもあると思います。
ブラインドサッカーもフェンスが必要ですし。
共生社会を児童にどう伝えるか、それぞれの地域で活動しているクラブの協力も必要だと思います。
継続して、オリパラの意義を伝えていく、今大会を通して、オリンピアンもそうですが、パラアスリートとの交流などあると、良いですよね。
今後のスポーツ業界の動向に注目していきましょう。
伊藤申泰
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