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Mon. パタゴニアの型破りなマーケティング戦略 本国責任者が語る(WWD JAPANより) を考察してみる

Hello! エシカルファッションを志し、
現在は主に日本で織・加工されたリネン生地を使用して服や小物を製作しているitoa.n.のイトア(本名)です

本日は月曜なので(正確には火曜になってますが)
Mon. 先週のアパレルニュースから1つをpick up

今回もWWD JAPANのこちらの記事から!


patagoniaというブランド

パタゴニアをご存知の方も多いと思いますが、アウトドアブランドとして認識されている方が多いのではないでしょうか

一方で、創業当初より環境保護の観点を大切にしている、アクティビスト的側面を持ち合わせた非常にユニークな会社です

今回はそのパタゴニアのマーケティング戦略について記載された記事について考察します

「消費を促すマーケティング」ではなく「行動を起こしてもらうためのコミュニケーションマーケティング」

一般的に、企業というのは営利目的ですからマーケティングといえば「どうすれば自社の商品を買ってもらえるか?」が主題となります

しかし、パタゴニアのマーケティングの主題は「どうすれば行動を起こしてくれるか?」にあるというのです

ここでいう”行動”とは、”現状の問題点を知り、環境保護のための消費選択をする”ことを意味します

企業として環境負荷の少ない素材、リサイクル素材、リジェネラティブな素材開発を推進するとともに、ファッション産業がいかに地球環境に影響を与えているかを知ってもらい、自身の消費行動に役立ててもらおう、というのです


ファッション産業の実態「クローゼットの中の怪物」youtube動画

30分ほどの短い動画ですが、ファッション産業の現状がわかりやすくまとめられていました

この動画の中で「ポリエステルはプラスチック」であり、「ポリエステルを推進しているのは石油会社」という事実が出てきます

知っていたはずなのですが「ポリエステル生地を使用すると潤うのは石油会社だ」という事実は、とても直接的でインパクトがありました

石油がプラスチックになり、糸になり、生地になり、服になる

その長い工程を経ることで、ポリエステル=化石燃料であるという事実にうっすらとモヤがかかっていたように感じました

私たちはその事実を真正面から受け止め、向き合わなければいけないときが来ているのではないでしょうか


「地球を救う」というミッションへ向けたマーケティング

「死んだ地球にビジネスはない」

「お金をうむため」よりも「地球と共存していくため」のマーケティング

そのために、先ほどのような動画を作成したり、HPの商品ページに環境保護へ向けたアクションなどが記載されていたりします

お客さまが
「どのようなルートで商品にたどり着いたのか」
「環境危機に対してどれぐらいの知識があるのか」

それはパタゴニアの取り組みを知ってたどり着いたのか、ただ単に商品に惹かれてやってきたのかで、マーケティングの訴求方法は変わってきます

そこに合わせて複雑かつ多様なマーケティングを実施し、知見を蓄積しているところということでした


これからのマーケティングを考える

記事のさいごにも記載されていましたが、今後は製品の良さを伝える広告からパタゴニアのように企業の活動や取り組み、目指す姿とその背景を含めたストーリーを共有するような広告が増えていくかもしれません

実際、このような広告に惹かれて購買を決めることもあるのではないでしょうか
私はすでにそのような背景に惹かれて購入を決めることを経験しています

これだけモノが溢れるなかで、なぜその商品をえらぶのかの理由に「この商品のストーリーに惹かれたから」「この企業の取り組みに共感したから」というのは十分すぎる理由になるのではないでしょうか

これからはただ商品を売るのではなく、企業の取り組みやストーリーを売る、共感してもらう、その共感の輪が広がり一つのコミュニティーができる

そんな消費の姿もあるかもしれません
そしてその輪は、これからの地球の未来への希望に繋がるような気がしました


いつもご覧いただき
ありがとうございます!

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https://www.instagram.com/itoa.n.8888/

最後までご覧いただきありがとうございました!

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