小学生の娘がゲームを参考に、母親としての私の『信頼度』を判断していた話
「お母さん、また忘れてる!」
小学生の娘が私に言います。
「ちゃんと回収して!ほら、わたし攻撃されてるよ!」
任天堂Switchで【ピクミン】をすると毎回、娘から言われるセリフです(笑)
私としては忘れているというよりも、回収する必要がないから放っておこうという考えでした。
それに娘のピクミンを攻撃して足止めしている間に時間稼ぎができて、タッチの差で娘に勝つこともあったので(笑)
でも小学生の娘としては「お母さんが戦略的に自分を攻撃している」なんて考えてもいません。
「また忘れてる!早く回収に来て!」
「はいはい」
ある時、娘が「ピクミンって握りつぶしたくならくらい可愛いよね」と言いました。
ん?その表現って正解?
若干の違和感をおぼえながらも、私が笑って頷くと、
「新一年生も握りつぶしたくなるくらい可愛いんだよ」
ん?
ピクミンと1年生?
同じラインに並んでる?
「今日、休み時間に一年生が遊びに来たんだ。わたしが行くところについて歩くの。ピクミンみたいでしょ?ほんと握りつぶしたくなるくらい可愛いわ~!」
娘に他意はないようだけど。
そのうち適切な表現にたどり着くだろうことを信じて。
「握りつぶさないでね」
一応、声かけしておくことに。
すると娘は、「お母さんてホント、ピクミンの回収、忘れるからなー」と改めて言うんです。
その言葉の端に、私はふと、とある意図を察しました。
娘は私と買い物に行くと、絶対に私のそばを離れません。それもピッタリとくっついて。広い道でも混んでなくても行きなれた場所でも、です。
「……もしかして、買い物に行ったら必ずお母さんにくっついて歩くのは、はぐれたらお母さんが『回収しない』と思ってるから?」
まさか?とは思いましたが尋ねると、
娘は「そうだよ」と笑いながら頷きました。「ほんとお母さんていつも回収しないから」
!!
ゲームの戦略が、私の母親としての信頼度を損ねていたなんて!
しかもピクミンに自分を重ねてたの?
「あれはゲームだからね!」
慌てて否定しましたが、娘は、ホントに~?とでも言うかのような眼差しを私に向けてニヤリと笑いました。
ホントだから!💦
子どもってどこで何を判断材料にしているのか分かりませんね(笑)