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カフェの窓辺の話。

「とあるカフェの窓辺から」

光が瞬く 人が行き交う
雨が止んで 傘はもう必要ない

湯気は消えかけて コーヒーは冷めてしまう


向かう先は家路 思い出を肩にかけて
進む人 止まる人 振り返る人 戻る人

見出そうとしてるものは どこに向かうか


身体にじんわり コーヒーが溶けていく
少し震える しみが広がっていく


たまらなく愛しいよ 愛しいと思いたいよ
この瞬間は きらめきの一つのように

小さく 遠く 静かに
いつか忘れてしまう


忘れてしまったことも 忘れてしまった頃
その時の私は 何を思う 何を願う


いとうつくし

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