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私がサステナビリティを意識し始めたきっかけ

はじめまして。ようこそ、伊藤の脳へ。

こちらのnoteでは、私の脳の容量がいっぱいにならないように、日々考えていることを徒然なるままに書き散らしていこうと思います。


さて、本日は私がサステナビリティを意識するきっかけとなった出来事についてお話しさせていただきます。
#あの失敗があったから
ということで書きますが、
失敗というよりかは心の中の後悔と懺悔を書き連ねることになるかと思います。
もしお時間があればお読みいただけると嬉しいです。

簡単に言うと、過去の経験から「世の中にはまだ取り残されている人がいる」ということを実感したからです。
ということで、詳しく書いていきます。


私は社会人になりたての頃、オーダースーツのお店で働いていました。
そこはいわゆるパターンオーダーのお店で、
サイズ幅が広く、ダイバーシティの取り組みもしていたということもあり
多くのお客様にご来店いただいておりました。

そんなある日、はじめてオーダーを承ることになりました。
緊張しながらも採寸をし、お客様自身もはじめてのオーダーということで、
細かくご要望もお伺いしながらスーツとシャツを仕立てさせていただきました。

仕上がったスーツ・シャツをお渡しする日に、私がお休みをいただいていたのでお客様とはお会いできなかったのですが、対応してくれた別のスタッフから色々と聞かせていただきました。


実は、私が担当したお客様はFtoMの方で、スーツのサイズに関して普段からお悩みを抱えていたこと。
実は、事前にお電話をいただいて、自分に合うサイズがあるかを聞いてくださっていたこと。

この話を聞いた時に、
「本当にお客様にとってのベストな提案が本当にできたのか」
という気持ちが私の中にもやもやと残りました。

上記の2つの”実は”をお客様から伝えてもらえるような接客をできていなかったし、お客様が本当にお悩みを解決できたのかわからず、とても後悔しましたし、心から申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

現状なかなか解決できないお悩みを抱えている人を目の前に、私はなんとも無力だということを実感しました。
そして、これが今の社会なのかなあとも思いました。(かなり拡大解釈ですが)


この出来事をきっかけに、社会にはまだ取り残されている人がいるということを知り、その現実って「なんだか嫌だなと思いました。」

これがきっかけで「みんなが自分らしく生きるために」という考え方を持つようになり、サステナビリティという大きな視点に辿り着きました。


ところで
「持続可能な社会の実現を目指しましょう」
「SDGs達成に向けて頑張りましょう」と言われて
自分ごととして捉えられている方はどのくらいいらっしゃいますでしょうか?
私自身、本当に自分ごととして捉えられているかと聞かれたら返答に迷います。

ただ、私は生活の中での実感があったので
ある分野(例えばジェンダー平等とか)においては、
かなり自分ごとになってきています。

自分の隣にいる人が自分が感じている以上の不満足を感じているのは、
悲しい気分になるし、決して正しいとは思えないからです。
それをなくしていくために頑張りましょうということであれば、
自分がなすべきことの輪郭が少しだけくっきりとしてきました。


ということで、以上が私の実感でした。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
この文章が、いつか誰かの何かに繋がったらすごく嬉しいです。

#あの失敗があったから

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