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ももクロ春の一大事は旅の楽しさを教えてくれる

先週日曜日は久しぶりに遠出をした。
福島県まで私の推しであるももいろクローバーZのライブを観に行ったのだ。

ももいろクローバーZの毎年恒例で行われるライブイベント「春の一大事」は普通は開催されないような地方の街で行われる。そして何もないグラウンドや公園に一夜にして大きなステージが仕上がるようなイメージである。

毎年地域から開催地を募って今までは2017年埼玉県富士見市、2018年滋賀県東近江市、2019年富山県黒部市という地域での開催を経て2020年は福島県の広野町・楢葉町・浪江町3町合同開催となった。
もちろんこの福島県の3町はあの2011年の東日本大震災で被害を被り特に原発事故による影響を大きく受けた町である。

しかしながらこの2年間のコロナでの度重なる延期を経て3年ぶりの開催ということになった。
私自身も2018年の冬頃からファンになったため、近場の東近江市で開催されたことも知らぬまま富山県の黒部市で初めてライブに参加した。
それから待ちこがれること3年の時を経た。

私がももクロを好きになるきっかけをくれたSNSでつながっている広島・大阪・東京の友達と一緒に3年ぶりの悲願を達成することができた。


当日は東京に集合。
そして東京の友達の自動車に乗り合いし福島に向かった。向かう途中の車内からももクロの曲をガンガンにかけて盛り上がりながら会場に向かった。

東京から約3時間をかけて会場である「Jヴィレッジ」に到着。
そこで約3年ぶりの感動のライブを味わった。
あっという間のひと時だった。


仲間たちとライブの余韻冷めやらぬまま福島県で有名なシーフードレストランメヒコへ。

店内では食事をしながらフラミンゴを鑑賞できるという一風変わった仕様となっているが、名物であるというカニピラフは天然の塩味が効いていて絶品だった。


いわき市にある旅館に一泊し、次の日に向かったのはいわき回廊美術館。

ここは広島の友達が是非行きたいと言っていた場所で私たちは付きそうようなかたちで行くことにした。
東日本大地震がテーマになっているという「フラ・フラダンス」というアニメ作品の聖地なのだそうだが非常に面白い美術館だった。

いわき万本桜という桜の名所でもあるらしく、つい一週間ほど前までは咲き乱れる桜と菜の花の共演を見ることができたそうだ。
「フラ・フラダンス」の中でも印象的なシーンに空飛ぶブランコというものがあるそうでそれが彼の目的地だった。

断崖絶壁にかかっているブランコ。私も思わずブランコに乗ったら景色も良くて最高だった。


こんな感じで一日目はももクロのライブ、そして二日目は福島観光と最高に楽しい二日間となった。
ももクロの「春の一大事」には地域興しの側面もある。ライブを観に来たモノノフ(ももクロのファン)に地域の美味しいものを食べてもらい、地域の美しい場所に行ってもらい、そしてその地域の素晴らしさを発信してもらうというのがコンセプトである。

だからももクロも開催地の広報係となって一生懸命にその地域をアピールしてくれる。だからももクロの運営陣も地域もモノノフもみんながwin-win–winになれるという素晴らしい設計となっている。


我々モノノフは春になるたびにももクロのライブを楽しみにしながらもその次の日に開催地付近の観光をしたり、地域の美味しいものを食べることができる。
来年の開催地はどこなのか今から楽しみである。それを口実に毎年色々な場所に行けることが楽しくて仕方がない。

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