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ひな祭りの食卓を、駆け込みで整えてみた
昨日、3月3日、駆け込みで「おひなさま」を飾った。
ばら寿司にしよう!
そして、その夜、ひな祭りの食卓を、これまた駆け込みで整えた(^_^;)
はまぐりとマグロの柵だけは買ってあったので、先日オンラインで見た「上巳の節句」講座で紹介されていた「ばら寿司」と「はまぐりの潮汁」を作ってみることにした。
ひな祭りといえば、ちらし寿司が定番だけど、イチから作ろうとすると、かなり手間がかかる。 そんなわけで、ここ2年はパルシステムの「ちらし寿司の素」を活用していた。だけど、また同じ味というのも何だか味気ない。
うーむ……と考えていたところに、「上巳の節句」講座で、ばら寿司というアイデアが紹介されていたのだ。 具を一つずつ酢飯に混ぜ込むちらし寿司と違い、酢飯の上に具をただ載せるだけという手軽さが嬉しい。 しかも、ばら寿司の具は、手元にある材料でフレキシブルでいいらしい。
これだ! 駆け込み食卓にはもってこい(#^.^#)
酢飯に細かくした海苔をまぶし、マグロ、卵。ここまでは定番。 ここからは少々、邪道(というか家にあったもの^_^;)。
キュウリがなかったので、芽キャベツ。
きぬさやがなかったので、スナックエンドウ。
ばら寿司のコツは色合いなんだって。「上巳の節句」講座の先生によると、赤、黄色、緑の3色があるとよい仕上がりになるらしい。加えて、味と色のアクセントになる「シメサバ」はぜひ!と言っていたけど、残念ながら我が家の冷蔵庫にシメサバはなかった。
でも、マグロ(赤)、卵(黄)、芽キャベツとスナックエンドウ(緑)で、3色ばら寿司の出来上がり。 ちなみに、ひな祭りにちらし寿司を食べるのは、「海のものと山のものをまとめて一つにし、自然の恵みに感謝していただく」という意味があるのだそう。 ならば、この即席ばら寿司も、海のものと山のものが入っているから、OKね(*^-^*)
はまぐりの身を、両側の貝に入れる
そして、はまぐりの潮汁。
平安時代の「貝合わせ」という遊びがはまぐりで行われたように、はまぐりはたった1枚としかピッタリ合わないという有難い貝。仲睦まじさを象徴するそうだ。
昆布出汁に、はまぐりを入れて5分ほど煮たてただけで、十分おいしい潮汁の出来上がり。最後にほんの少し、お酒と塩で味を調えた。 貝の身を一つ取り出し、開いた貝の両側に入れると、縁起がいいんだって。
ということで、やってみた。なんだか充実感のある潮汁になった気がする。 余ったばら寿司の具に、潮汁の出汁をとった昆布を刻み、トマトを添えて。 駆け込みで何とか形にした「ひな祭り」の食卓(^_^;)