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おとなの事情-スマホをのぞいたら- を観て
平日の朝9時、渋谷のTOHO。
なんと大きいスクリーンにも関わらず、
観にきた人は私を含め2人だけだった。
異様な静けさのなかホットドッグとポップコーンを頬ばりながら鑑賞。
貴重な体験だった。
映画は、大人7人がスマホを見せ合う、というもの。
スマホの中身って、やましいことがなくても
親しい人にも見せられない。
アプリでわかる趣味嗜好、LINEでわかる友達の多さ、写真アルバムでわかる私生活。
自分だけの世界を作っている、自分の分身。
他人にさらけだすものではないし、見せるのを強要するのは絶対にちがうな、と思った。
そして映画の結末は、なんだかんだあっても
死ぬ以外は大したことない、という、
死にそうな体験をした人たちだからこその共通の思いを再認識して終わる。
あっさりしたまとめ方で、具体的には何も解決せずに終わった印象だが、
人に伝える、聞くことで良い関係を築くことの大切さを改めて感じる映画だった。