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いとうくんのとうびょうにっき 修行編(2025/01/13〜2025/01/18)
2025/01/13(月)
10時くらい起床。
@ぞるぴ @バダサイ
— いとうくん from PANDA inori 虹 NOVELS (@ito_67890) January 13, 2025
ごめん、カレー食って行くから成人式遅れるかも。
カレー pic.twitter.com/asn99L2LrP
— いとうくん from PANDA inori 虹 NOVELS (@ito_67890) January 13, 2025
ぞるぴとバダサイとの約束をブッチして、カレー食った。カレーも美味しかったけど、それよりも副菜でついてきた白子とあん肝の天ぷらと、数の子としいたけのアチャールがマジで美味かった。
ヤンヤンに行ってみる。屋根裏みたいなところにあると聞いていたので、埃っぽい店内を想像してたけど、かなり綺麗。
そのあと、喫茶店で読書。
読んだ。う、うーん……。とびきり突き抜けているわけでもなく、かといってつまらないわけでもなく……。一番反応に困る。最後の、イエス・キリストを殺した犯人をヨハネが文章のなかで告発するところだけはちょっとよかった。
喫茶店追い出されたので、ここ行こうかと思ったけど閉まってた。別の喫茶店で読書。入り口が開放されていて、あまりにも寒すぎたので一瞬で退店。蟹ブックスとそぞろ書房と古着屋何軒かまわって、なんか食って帰ろうかなと思ったけど優柔不断で何も決められず、帰宅。
— いとうくん from PANDA inori 虹 NOVELS (@ito_67890) January 13, 2025
パスタつくった。
読んだ。そこそこおもしろかったけど、根本の思想的な部分で乗り切れねぇ……。学生時代の恋愛をいつまでも引きずられてもタルいなって感情のほうが強くなってもうた。鯨井はよかったんだけど。あと、霞が自殺するのは、なんか、生理的に本当に嫌だった。
寝る。三連休が終わった……。
2025/01/14(火)
出社。
退勤。
えどもんどに寄って帰る。謎にめちゃくちゃ空いていた。
なるほど……。
いとうくんが一番好きなキャラ→ ファムファタさん
sabiくんにセールで安いと教えてもらって買った。文句なしにおもしろい!井戸の解決編とかマジでめちゃくちゃよかった。アニメも観返そうかな、ほとんど忘れてるし。
読んだ。時間と場所と人について書かれた小説だ(と、思いながら読んでいたら解説にも同じことが書かれていて、殺す、と思った)。ただ、まあ、大抵の小説は時間と場所と人について書く。梅田の噴水広場の話が一番よかった。俺も大学時代は迷わず噴水広場に行けたし、通りかかるたびに赤い女の姿を探していたし、近くのとらのあなにはよく通っていた。噴水もとらのあなも、今はもうない。
2025/01/15(水)
出社。
退勤。
やる気でねぇ……。パスタつくって食べる。
読んだ。技術が進歩した現代でクローズドサークルはありえないという話をよく耳にするが、本作はそれに抗うかのようにスマホが頻繁に登場し、活躍する。ライトとして活躍し、無線機として活躍し、カメラとして活躍し、音楽プレイヤーとして活躍し、犯人を特定する重要なファクターとして活躍する。電話はかけられないが。電話がかけられないのであれば意味はないのではないか。いや、電話機能を封じられたスマホがクローズドサークルにおいてめちゃくちゃ活躍するという意味があるのかもしれない。めちゃくちゃおもしろかった。多分次作も読む。ていうか、これを読んだあとに知ったけど、この作者、メフィスト作家だったんだな……。
2025/01/16(木)
出社。
退勤。
— いとうくん from PANDA inori 虹 NOVELS (@ito_67890) January 16, 2025
コミティア151。
社の目標にあげた試験受けなきゃと思って予約しようとしたけど会場一個も空いてないわ。
— いとうくん from PANDA inori 虹 NOVELS (@ito_67890) January 16, 2025
すまん、みんな。
次のボーナスも終わった。
無理だった。
うーん……嫌い。マジであわない。ミステリの嫌いなところとラノベの嫌いなところがどっちもある。途中で読むのやめた。
夜、セイジさんたちと通話。
PANDA inori 虹 NOVELS、
— いとうくん from PANDA inori 虹 NOVELS (@ito_67890) January 16, 2025
29歳、
世界の裏側を知る。
知った。
2025/01/17(金)
出社。
退勤。
電車乗り過ごして荻窪来てもうた。
— いとうくん from PANDA inori 虹 NOVELS (@ito_67890) January 17, 2025
食うか……ラーメン。
半チャーハンがめちゃうまだった! pic.twitter.com/CXN4foFS2P
— いとうくん from PANDA inori 虹 NOVELS (@ito_67890) January 17, 2025
おいしかた。
読んだ。設定や展開の雑さこそあるが、おもしろかった。前半よくて後半はキャラの裏とかオタクdisとかダルい話が続いてキツイかもだなぁ……と思いながら読んだがラストの展開は好き。一見、完璧なヒロインに見える女の人に実は裏の顔があって……みたいな話はもう腐るほど読んで完全にうんざりしているのだが、これはそれでも……みたいな話だった。
2025/01/18(土)
12時半起床。めっちゃ寝てもうた……。
どう過ごすか悩んだけど、とりあえず外に。飯探してフラフラするつもりが、気がつけば恵比寿で降りドメブラのサンプルセールに行ってバッグを買っていた。
新宿まで戻り、モンスナックでカレー食って紀伊國屋で本買う。歌舞伎町の外れにある喫茶店で読書。ヤクザっぽい人がいて怖かった。
『地図と拳』が売れているので小川哲のことはずっと無視していたのだが、読んでみると……なるほど。なぜ人が物語を必要とするのかみたいなのをテーマに、前半は聖書、天皇/アマゾンを経由して陰謀論へ繋げていくような構成になっていて、よかった。表題作と「密林の殯」が特に好き。全体的にどれも物語に寄り掛からなければ生きていけない人の弱さみたいな感じの話なんだけど、一番最後の話である「ちょっとした奇跡」は非情な世界のなかでタイトル通り本当にちょっとした奇跡が起こる話で、あまりにも救いがない世界観との対比に正直、ちょっと泣きそうになった。
たまには月に吠えるにでも行こうかなと思って店の前まで行ったけど、かなり混んでいたので諦め。帰る。家で冷凍の海老とブロッコリーを炒めて、お酒飲む。
読んだ。思ってたよりシャバめというか、『みどりいせき』と比較すると、リアルではなく映画寄りな感じ。無茶苦茶で痛快さのあるオチ(それ自体はかなり好き)や視点を変えながらテンポよく進んでいく展開含め、具体的な映画名が出てくるわけではないけど全体的に既視感を感じさせるつくりになっていた。その既視感が、女子高生が学校で大麻を栽培するという筋にある程度の説得力を付与しているように思う。
2025/01/18(日)
9時起床。
秋葉原まで行ってスパイスラーメンでも食べようかと思ったけど、電車に乗った瞬間にだるくなって新宿で降りた。ピースへ。ナポリタン食べながら読書。
読んだ。流石に前作を踏まえると最後のどんでん返しには驚かなくなるが、閉鎖状況のつくりかたや犯人を見つけてはならないという戒律などオリジナリティがあっておもしろい。どんでん返し前の犯人を特定するに至るロジックは前作のほうが好きだけど、これは好みの問題だろう。基本的にロジックから驚きは生まれないと思っているので、コネコネチマチマやってるほうが俺は好き。あとこれ、今後もシリーズとして続けるつもりなのかどうか知らないけど、もし三作目が出るとしたら著者の生涯最高傑作級のものを書くか、方向性を変えるかしかないような気がするので、出たら読みます。このキャラクター、俺も好きだし。キャラの魅力がそのまま作品の重要なネタバレにつながってしまうという、シリーズもののキャラクターとしては致命的な欠陥を抱えているところ含め、好き(この文章すら前作を読んだ人にとってはネタバレになる)。
ブックファーストに寄って、新宿を退。中野止まりの電車に乗ってしまったので、中野の喫茶店で読書。二時間で追い出されたので阿佐ヶ谷に戻り、スターロードあたりの飲み屋を開拓しようかと思ったらほとんどどこも閉まっててワロタ。サイゼ、行くか……と思ったら、ここは並んでたので断念。結局、前に一度だけ行ったクラフトジンとかちょっと置いてあるところに行く。料理は美味しいが、店の雰囲気が好きじゃない。読書。
白井智之のことはデビュー当時から追いかけていて、この本が爆発的に売れたのをきっかけに離れてしまったと思い込んでいたけど、今日本屋に行ったら白井智之の本をそもそも一冊も読んだことがないという事実に気づいた。なぜ俺は今までこんな勘違いを……?というわけで、読んだ。読みながら思ったのは、あれ……?この小説、家に単行本ある気がするな……ということで、浅野いにおの表紙が恥ずかしくて喫茶店で隠れながら読んだような記憶すらあるという驚愕の事実であった。しかし、本の内容にはまったく覚えがない。こんなインパクトのある話、細部はともかく、大筋くらいは覚えていても良さそうなものだが……。わからない。俺は本当にこの小説を読んだのか?足元がぐにゃりと揺れ、自分が今まで当たり前だと思っていた常識が信じられなくなる。そんな小説でした。
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