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子どもの受験って必要?~小学校受験を経験した私が思うこと~


子どもの教育環境について悩む

東京って地元の関西よりも選択肢が多い。
だから、迷う。
そして周りの意識がとても高い。
だから、不安になる。

見渡すと、
分かりやすい言葉で小さな子に話しかけるお父さん。
中学受験の赤本を抱えるお母さん。
学習塾に向かう頭のよさそうな小学生たち。

小学校も中学校も受験するかしないかという選択肢があって
息子はまだ小さいが
今後きっと悩むだろうな~と思ってふと考えてみた。
(小学校受験をするために保育園や幼稚園を選ぶって人もいるくらいなので・・・)

小学校受験してみてどうだったか

私は小学校受験をして国立の大学附属の小中学校に通ったあと高校、大学と受験をしている。だから中学校以外の受験は経験している。

小学校受験してみて実際にどうだったか。
(だいぶ前なので、正直かなり記憶があいまいな点もあるが・・・)

弟が地元の公立小・中学校に通っていたので、比較しながら書いてみる

受験した小学校でよかったこと


 ・情熱的な先生が多かった気がする(良い先生との出会いもあった)
 ・親の意識が高く、周りが優秀だったので、常に勉強する習慣はあった
 ・卒業生のつながりが強く、いろんな業界で活躍している人とつながれる
 ・設備が立派でとっても広かった(校庭は2つ、ビオトープなどもあった)
 ・普通の公立ではまだやっていない実験的な授業がある
 ・教育実習生がたくさんくるのでたのしい
 ・受験しなくても大学までいける

うーんと思っていること


 ・周りが優秀なので常に競争環境の中にいる
  (ちゃんと勉強しないとついていけないので、
   塾に行っていた)
   →結果自己肯定感が低くなるひとつの要因だったかも
 ・家から遠かった(バスに30分乗って通っていた)
 ・親の意識も高く、価値観は似ていたため多様性にはかける?かも?


国立の小学校・中学校に通ってよかったと思っているが、
私が社会的に成功したのか?と言われるとうーん・・・だし自己肯定感や自己効力感に関して言えば、私の弟の方が高い。

弟は公立小学校中学校で特に勉強を頑張らなくてもtop10に入れたらしい。だから自分はできると思っていたと。
しかも、勉強ができるだけじゃ人気者にはなれなかったから運動にいそしんだらしい。
いろんな子がいて楽しかったようだ。

私は勉強については平均くらいをさまよっていた。
国立小学校・中学校では頭の良い人が尊敬されるそんな環境だった。
だから私は自分は何やっても中途半端だと大人になってからも思っていた。

つまりそれぞれメリデメがあり、結果、何を大事にしたいかによって選択肢が変わる。
正直小学校受験段階では本人の意思はそこまでないので
親が選択肢しなきゃいけないのがまた難しい。

ただ幸せに生きてほしい


親は自分の子どもの幸せを願ってやまないだろう。
何が「幸せ」なのか?その定義がかなり難しい。

例えば幸せは社会的地位が高いことで得やすいと考えるなら受験は合理的だと思う。
受験は、競争社会に出る前の練習のようなものでもある。

今の社会では一定競争に勝てた方が生きやすい場合もあるだろうが、本当にそれが幸せかどうかはわからない。

幸せにいきていく力は、
どうやったら身につくのだろう、、、

今の私の気持ちとしては
遊びと本人のペースが大事だと考える幼児期に
がっつり受験対策をしてまでも
いれるべきだとはあまり思っていない。

正直私も大して受験対策をしていなかったらしいので、家の近くに国立の小学校があってなんとなく受けてみて
受かったらそれはそれで行ってみるものありかな~くらいに考えている。
(私立についてはまだ知識がない、、、)

周りが意識が高い人たちばかりだと
流されないってめっちゃ難しい。
自分の考えを言語化してちゃんともっていてもゆらぐ瞬間はあるのだろう。

もしどんな環境に身を置きたいか、が言語化できていたら
そこに行くというのが一番かもしれないが
まだそこまで言語化が進んでいない。
(自分の子どものことになると自分のこと以上に冷静に考えるのが難しい)

だから、改めて多様性のある環境に身を置くことって
私みたいな流されやすく、多数派にいることに安心してしまう人にはすごく大事なのかもな。

みんながそれぞれの考えをもって、共存している。
所謂「正解」はなく、それぞれの思う方向に進んでいる。
だから、自分の考えで行動しやすくなるかもしれない。

ずっと子どもの教育環境については答えがでないまま悩み続けるのだろうが
夫と子どもとコミュニケーションをとりながら向き合っていきたいな。

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