目標であり夢であることを追ってきた。

お1人に対して、2つの「想像していなかった」ことを経験した。

かれこれ、35年越え(小6以来)でファンをしている、ボーカリスト HK さんが居る。「推し」なんて言葉は無かった当時。

※中学時代は、故あって、抹消した過去なのでカットするが…ファンなり始めて4年も経ったころから。。。

どこにでも居る、ファンだったあの頃。

大阪南部のド田舎高校生は、年にアルバム2枚、シングル4枚、ぐらいが出されると、それを買うことで、年間こづかいの8割がたが消費されるくらいだった。
ライブに行きたいなら、もはや“お年玉”が貴重な財源。

そんな CD を買っては、数百回から千回単位で聴いたであろう曲たち。

CD 制作とか、音楽関連で仕事が出来たらなぁ(このボーカリストさんと一緒に…)などと、将来の目標を置いてみた。

大学進学で、音楽系に進みたかったのだが、あえなく希望学科には受からず。でも、同じ学内で、他学科に拾われた。まぁ、結果その学科が自分には合っていて、今の本業(Web 関連)には、直結しているので、そこはヨシとする。ココの学科長先生の話も、いずれは書いておきたいが、今は置いといて〜。

関東に出てきたことで、都内で催されるイベントに参加できるようになったものの、若干の活動減少となっていたが、私の方も、他のインディーズアーティストさんのライブに行くほうが忙しく「記録撮影とかやってみて良いですか」と、手がかりをさぐりながら、常に“音楽関連で仕事”は、裏目標となっていた。

ギター弾かせてもらったら? とは。

久々に関東での HK さんライブに参加した時、高校時代の友人が来ていた。私がオススメした HK さんに、私よりハマってるがな、と、良きことである。
さらに、噂には聞き及んでいた月例ミニイベント(というか、公式 Blog で公開はされていたものの、ミニイベントってことで、なかなか申し込みするタイミングやら、日程的に他の方のライブとか…と、行けていなかった)に、そろそろ来てみてはどーか、とお誘いが。それも、なぜか「ぢぶん、ギター弾けるやん。歌ってもらえるで」って、言ってる意味が良くわかりません(笑)。

ザックリ解説;ミニイベントでは、アカペラで歌っていただいていることがあったそうだが、とあるよく参加されている方が、「ギター持ってきて弾いたら、歌っていただけるでしょうか」というお願いをしてみた、という先駆者の方がいらっしゃった。

ので、そこに相乗りさせていただける…らしい。
う・うん。。。話の流れはよく分からんが、まずは、そのイベント申し込みで予約を勝ち取らなければ始まらない。

申し込みは、指定時間での、メール申し込み。文字通り、秒殺される。
ライブ翌月は、間に合わず。その翌月で、予約が取れた。初回参加からして、ギター持参。一応、場が狭いことを考えてのミニギターは、昔懐かしのZO-3 阪神モデルの、TORA-ZO。

そりゃもぉ。
初回のこと、ほとんど覚えてないです。緊張しか無い。

そこから、約3年ほど、家の用事などが重ならない限りは極力参加し、ありがたいことに、だいたい弾かせていただいていました。

2つめの個人的緊急事態? 重大事件?

そんな日常に突然、コロナ禍がやってきて、イベントも縮小。しばらく弾ける機会も無くなったなぁ、と思っていました。が、2022年に、HK さんがお店の名付け親となる、小さいながら演奏スペースがある Bar を、今も楽曲関連でレーベルを担当している方が開くこととなり、ミニイベントの会場は、そこに固定されることに。

そうなると、再度、ギターを弾かせていただける機会が少し戻ってきた。ステージがある、とはいえ、そこに並ぶのはおこがましい。基本的には、客席側で弾かせていただいております。

そこに、もう1段階、想定外のことが。
HK さん、オンラインサロンを開いておられるのですが、そのオンラインサロンの、オフラインイベント(ややこしい)に参加していた、とある日。
Bar 店長が事務局さんなんですが、「オンラインサロンでの生配信、最近手が足りていなくてねぇ。誰か配信お手伝いしてもらえるような人、、、居るやん」と、なぜか名指し。

そりゃまぁ、20年越えで追っかけているインディーズのシンガーソングライターさんのライブでは、コロナを逆手に取って今こそ「配信やって、とりあえず来られないって人に観てもらいましょー」って、担当させてもらう程度には、機材揃えてますけど。

というか、むしろ、やらせていただいても、良いんでしょうか? って感じでしたが、もちろん受けさせていただきました。
そのイベントの帰り、車で帰る段階になって「いやマヂで、どういう状況?」と、件の友人と一緒に「すげーことなってる、きっと、人生最大に、スゴいことになってる」と、話をしていました。

そこからかれこれ、2年近く、今では「手が足りていない」場合ではなく、私が対応できる日に配信をする、という、依頼ごとに。。。
それって、お仕事よねぇ。。。

継続は力なり、とはよく言ったもんだ。

ファンを続けていたから、ということはもちろんだけど、HK さんが、いまでもずっと、歌い続けてくれていることがなければ、成立しなかった。
ギターを、触るだけでも、やめることなく続けていたから、弾かせてもらえる機会が出来た。

同様に、写真撮影から記録動画で、というところから発展しての、ライブ中継配信まで、他所で色々と活動(本業では無いけど)してきたことが、ファンをしているご本人だけでなく、事務局サイドの人にも認めてもらえるレベルになれていた、という事実。

文字通りの「継続は力なり」が体現できた経験を、今なお続けさせてもらっている。

CD を買って、受験勉強の時も絶やさず聴いていた、あの人の歌に、ギターを弾かせてもらえてるし、お仕事一緒に出来るんやで、ということと、ファンし始めた当時の自分に、ありがとう、も言いたい。

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