注目のスキル・技術も、実はとても儚いものかもしれない
生成AIの登場によって、世の中が大きく変わってきています。単なる単純作業の置き換えではなく、何らかの判断をさせたり新しいアイデアやコンテンツを生み出したりしています。生成AIで編集された画像を見たことある方も多いかと思います。マーケティングのようなデータ分析にしても、大きく変わってきそうですね。
また、生成AIがクラウド勢力図も変えてきています。
このように、昨日までの常識が明日の非常識になるってことも多々出てくるでしょう。これは何を意味するかというと、今までの仕事のやり方がどんどん変わってくるということです。つまり、今まで使っていたスキル・技術は将来使えなくなる可能性があるのです。
ここでいうスキル・技術は、多種多様なものを含みます。
Javaのようなプログラミング言語
AWS/Azure といったクラウドの技術
画像/動画編集技術
などです。(ここに挙げたのはほんの一例です。)
生成AIも技術の一つに過ぎません。
これらのスキル・技術は、10年後も安心して使えるスキル・技術と自信を持って言えますか?20年後はどうでしょう?いずれにしても、今保有しているスキル・技術だけに頼っていたら、もしかしたら将来困ることになるかもしれません。
では、スキル・技術ではなく何に拘るのかを言えば、それはプリンシプルです。原理原則と言ってもいいです。要は行動の指針となるものです。
例えば
リーダーシップを発揮すること
ステークホルダーと効果的に関わること
価値に焦点を当てること
といったようなことです。
「ん?なんか見覚えがあるフレーズだな」と思われた方は察しがいいです。PMBOK®ガイド第7版の「プロジェクトマネジメント標準」にある「プロジェクトマネジメントの原理・原則」からピックアップしました笑。
PMBOK7の原理原則に限らず、例えば
いつも笑顔でいる
人の話はきちんと最後まで聴く
失敗を恐れずチャレンジする
他人の失敗に寛容になる
といったものもプリンシプルに含めます。
例えば、あなたの周りに「あの人いつもニコニコしていて感じいいよな」と思う人はいませんか?私の周りにもいます。その人はいつも楽しそうにしていて、周りの人とも上手くやっていて仕事も順調に回っています。
やっぱり、「いつも笑顔でいる」っていうのは大切だなと思いますよね。でも、これを自分がやろうとするとなかなか上手くいきません。そもそも1日2日笑顔でいたところで「あの人いつもニコニコしているな」とは思われませんよね。で、効果がないと思ってしまって挫折してしまう、といったパターンになりがちです。
そう、このプリンシプルはその人の性格や考えなどに依存するところが大きいのです。なので、他の人のプリンシプルをそのまま取り入れるのではなく、自分に合ったプリンシプルを探すのがよいです。
ちなみに私のプリンシプル(My Way)は以下のように設定しています。
好奇心を持ちつづける
全ての事においてバランスを大切にする(特定の言動・思考に偏らない)
シンプルに考える
とりあえず試してみる(失敗を恐れない)
遊び心を持つ
自分も相手も受容する
捨てる勇気を持つ
感謝の気持ちを忘れない
稲盛和夫さんも「原理原則」が大切だと言われています。
スキル・技術を追求するのももちろん大切ですが、自分自身のプリンシプル(原理原則)を持つことも同じぐらい大切です。
ぜひ、自分に合ったプリンシプルを探してみてください。
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