『ちょっといいですか』ができる仮想オフィス
ITmediaビジネスオンラインの「結果を出すチームの習慣:ソニックガーデン倉貫義人社長に聞く。リモートでソフトウェア開発チームを作るには」を読みました。
「広告的な記事なのかな」と思いながら読みましたが、参考になることも多く楽しく読めました。
まず、記事に取り上げられている株式会社ソニックガーデンの「納品のない受託開発」という発想は、なるほどと思いました。
一言でいえば、「アジャイル開発をサブスクで提供」といった感じでしょうか。
システム構築は、「人月商売」と揶揄されることが多いですが、これなら胸を張って「人月商売です!」と言えそうな気がします。
この「納品のない受託開発」を実現するために
「エンジニア同士はあまりコミュニケーションを取らずに仕事ができるというイメージがあるかもしれませんが、私たちはむしろ逆で、普段からのコミュニケーションが重要になります。アジャイル開発では仕事を工程ごとに分業するのではなく、お客さまとの相談から設計、開発、実装、運営まで同じ社員がチームを組んで進めます。コミュニケーションを取りやすい環境づくりを意識しています」
と言われているのは、とても共感できました。
あと、何といっても興味深いのは、
「チャットでは質問をきちんと書かなければ、相談になりづらいです。相手の様子が見えない状態で『ちょっといいですか』と声をかけても、返事が来るかどうかも分かりません。言語化できていないことを相談するには、話しかけるのが一番早いですよね。声をかける仕組みが、仮想オフィスの利点です」
と言われている仮想オフィスです。
これは私も感じていたことなので、見学に行ってみたいと思いました。
コロナの影響とか技術の進歩などで仕事のやり方がどんどん変わってきていますが、こういったものが真の「働き方改革」ではと言えるのではないでしょうか。