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壱宍 (若槻きいろ)
2019年6月2日 21:25
何処かで知らない誰かが、死んでほしくなかった誰かが、意思のそれとは全く別にこの世から去ってしまうのを、ここ最近よく目にする。それを見るたびに、あまり思い出さない方が良かったことを思い出す。 死んだときは、死ぬときは、きっとまっくらな穴に落っこちるのだと、そう幼い時分に考えたことがあった。幼稚園時代には既に構築された死への道筋は、どうしようもない程暗くて救いがなくて、死にたいのかと思われ