エジプトで「嫁だ!」と絡まれる話
街を探索してみよう!
エジプトに到着した夜、町ブラをしていたら、ラクダ肉屋のおじさんに声をかけられた。
そのおじさんは、学校でcalligraphyの先生をやっている!と言ってた。友達がアラビア語が話せると言うこともあり、おじさんと少し盛り上がった。
『本物のパピルスって知ってる?』
その後、いろいろ立ち話をしていたら、パピルスの偽物と本物の見分け方知ってる?って聞かれた。
(パピルスとは、エジプトの王道のお土産の一つで、古代エジプト時代の草でできた紙。私は高校で世界史専攻だったのでパピルスを見た時は結構テンションが上がった。街の露店で売られているパピルスのほとんどは、お土産用に作った安っぽいものばかり。)
私たちが知らない!と答えると、
近くにアーティストがやっているパピルス屋があるから、本物のパピルスを教えてあげると誘ってもらい、店に向かった。
道中も「ティーチャー」をやけに強調し、先生だからお金とかいらない!見るだけで本当にいいんだよ!と何度も言われた。そのため,ティーチャーにいい人レッテルを完全に貼っていた。
怪しげなビルに到着
とあるビルに到着し、店前に座っている人が例の"アーティスト"だよと紹介してくれた。
パピルス屋は、ビルの3階ぐらいにあったんだけど、2階に到着した瞬間に目にした光景で、一気に不信感が高まった。ティーチャーが、これはエジプトのハンドメイドバックを作っているんだよと紹介してくれた。しかし、そこで見たのは、男性3人がGUCCI?FENDI?のマークがついたバックを手縫いで作っていて、机の上には似たようなバックが山盛りあった。
その時、何が「本物」のパピルスだよ、パチモンのバッグ作ってるやんと心の中で思ってしまいました。
ハンドメイドハンドメイドうるさい!
パピルス屋に到着すると、パピルスを紹介してくれるんだけど、すごくクセの強いジャパニーズイングリッシュでALL HANDMADE~!とおじさんに言われすぎたせいで私の脳裏に張り付いた、なまってるハンドメイド。(嫌な記憶)
結局、パピルスは、暗闇になると光る小細工があって、すごかったんだけど、私たち3人は買わなくてもいいかなと言う感じだった。最初は買わなくてもいいからと連れていかれたのに、最後は店員が僕の生徒だからサポートだと思ってなんか買わないかと言われた。何回も何回も言われて、優しい友達が、「お母さんこういうの好きそうだし買ってこうかな」と言い始め、不信感マックスだったので、無理して買わなくていいよ‼︎と必死に止めました。
やけくそお兄さんの『嫁だ嫁ー!』
買わないで帰る!と言ったら、そこにいたティーチャーの生徒が最後に写真だけ撮ってくれと言ってきた。友達2人は無視して帰ったんだけど、最後、出遅れた私が絡まれたΣ(゚д゚lll)
お兄さんに、肩組まれて『MY WIFE! MY WIFE! (嫁だ嫁ー!)』と写真を撮った。。
(触っていい!と許可してない!嫁にやったつもりない!)
写真を撮ったら返してくれると安直に思っていたが、そんな常識通じない。
その後も、インスタも教えてくれ‼︎と言われたが、かっこいい私の友達が『帰る!』と強く行ってくれたおかげで魔逃れた。
無視が一番!
友達はその地域に詳しいので、店を出た後、あれは完全に舐められてるから、逃げるんだよ!と教えてくれた。助かったよ。
先生だからと言って、一言で信用してはだめですね!