P4もといP4U2の”足立透”というキャラ説明書
おはこんばんちわ。壱村です。
つい先日、9月22日のあーくなまにてBBTAGVer2.0で追加される9キャラのうち5キャラが発表されました。
まず、ブレイブルーよりスサノオ、セリカ。
P4Uよりエリザベス、P4U2より足立。
UNIよりヒルダの追加となりました。
今回はその中での唯一、P4UではなくP4U2から参戦となった足立についてnoteを書こうと思います。
注意点としてはP4本編のネタバレになります。何故、ボスキャラの中に足立がいるのかというのも合わせてネタバレと解説していきますので、繰り返しますがネタバレが苦手なかたはそっとP4原作をプレイしてきてください。
1、足立透の概要
足立透(あだち とおる)とはP4の登場人物で鳴上の叔父である堂島の部下。
ゲーム本編中にもその立ち位置から登場回数は多く、事件の情報を収集する際にも何かと出てくる。
所謂、モブではあるがコミュニティキャラのような存在。
しかし、無印では彼のコミュニティはないがゴールデンになると「道化師」という彼専用のコミュニティが登場する。
一見すると一人のNPCだが実は黒幕キャラの一人である。
P4の真のラスボスであるイザナミがおり、イザナミは稲羽市に訪れた人物3人に力を与えている。
この3人が主人公の鳴上、生田目、そして足立だ。
この3人はイザナミから力を与えられ、それぞれが「鳴上が希望」「生田目が絶望」「足立が虚無」という力の属性だという。
※同じく稲羽市に訪れた花村がイザナミから力を与えられなかったのはそれらの力を得るほどのものではなかった、そもそもイザナミがいるガソリンスタンドに寄らなかった、など考察されている。
本編中は事件の黒幕の一人であるということは一切、感じさせる場面がなく初見で足立が犯人であると気づくのは難しい。
足立が犯人であることに気づくイベントは生田目を倒した後に発生する。
また、足立を倒したからすぐにイザナミに挑めるわけではなく、そこから更に分岐がある。
今回はその分岐点は省略。
足立が黒幕の一人かつ真犯人であるというところはまず、誰をテレビに入れたか、という部分からになる。
足立がテレビの中に入れたのは山野真由美と小西早紀の2人のみ。
それ以降の雪子から直斗までは生田目がテレビに入れている。
どうして生田目がテレビに入れるという経緯も今回は省略する。
次に生田目に「テレビに人を入れる」という役目をやらせ、足立本人は傍観していたが、鳴上らが次々と救い出し生田目も捕まってしまったことから「真犯人しかわからない事実」を言ってしまい、テレビの中へ逃げ込む。
それから鳴上らに追い詰められ、敗北。
しかし、霧を生み出していたアメノサギリに同調、取り込まれる形となる。
アメノサギリを倒した後に足立自身も戻ってきて、自身の罪を償うと約束し、真のラスボス・イザナミへの手がかりを教えることになる。
本編中はヘタレで少し頼りない警察だが、その本性は自己中心的かつかなりゲスなもの。
警察になったのも「合法で本物の銃を持てるから」で警察という職業意識はほぼない。
実際の戦闘やP4U2でも拳銃を使った攻撃が多く取り入れられている。
2、足立のペルソナ・マガツイザナギ
BBTAGのPVでも出てきた足立のペルソナ「マガツイザナギ」
見た目は鳴上のイザナギと瓜二つだがカラーが赤と黒で禍々しい。
初期の頃は正式な名前がなかったが、公式設定資料集にて「マガツイザナギ」であること、アニメにて足立が呼んでいることから公式での名前となる。
スキルはイザナギと違い、ヒートライザ、マハジオダイン、空間殺法などかなり攻撃的なものになっている。
対応アルカナは「道化師」「欲望」
コミュ自体が通常は道化師で足立が犯人だと気づいた場合にのみ欲望のアルカナへと変化する。
ゴールデン(以下、P4G)で道化師のコミュをマックスにすることで合体可能になり、主人公が使えるようになる。
また、P5やPQのDLCにもマガツイザナギがあるなど何気に人気は足立共々高い。
スキルは上記に加え、マハガルダインを覚える。何故、風属性を覚えるかは恐らく鳴上のイザナギの弱点属性が風であることからかもしれない。
全体を通して、主人公である鳴上と対になっているデザインであったりする。
BBTAGではディストーションスキルに十文字斬りが追加されるなどファンにはたまらない演出だ。
鳴上のディストーションスキルにも十文字斬りがあり、かつデュオにも採用されているので、足立のディストーションスキル後にデュオでダブル十文字斬りという熱い連携ができる。
3、P4U2での足立の立ち位置
上記までの原作の足立を説明したのを踏まえて、P4U2での足立はどのような立ち位置なのか。
まず、P4本編後の足立は逮捕され、拘留中です。
ですがP4U2では黒幕の手によってマヨナカアリーナへと参戦もとい協力することになる。
どのような経緯かというのはゲームのエピソード足立で彼の目線で進む話があるのでぜひ、チェックしてみてほしい。
基本的に黒幕に協力している立ち位置ではありますが「人を死なせない」という自らルールを作っており、黒幕への忠誠心は全くと言っていいほどない。
あくまでストーリー上では黒幕に協力している前提のような動きをしつつも本人の思惑は違うようだ…というところで区切ります。
4、格闘ゲームキャラとしての性能
では、実際に足立はどんなキャラ性能をしているのか。
P4U2の頃の性能は
・鳴上をインファイター寄りにした感じ
・若干、クセがあり下段技が薄い
・足立単体よりもペルソナ攻撃が優秀
・ワンボタンジオダインが撃てる
というのが大きな特徴。
まず、鳴上のスタンダードな性能にインファイターな部分や少し、クセのある部分を付け加えたような感じ。
足立単体の通常技は目立った点はないが、ペルソナ攻撃がかなり優秀。
クセがある部分と短所としては下段技が薄い、ペルソナ攻撃が主になることでペルソナブレイクが起きやすいところが上げられる。
鳴上のように通常、ペルソナ両方の攻撃が扱いやすく幅広い場面で使えるのに対し、足立は下段で崩したりすることが難しい。
加えて足立本体としての動きがやや遅めなので、原作の頃だと陽介などのスピードタイプに一瞬で懐に入られ、攻められることが多々ある。
使いやすく、そこそこの火力も出るが全体的にひねくれた点が多いこともあって変則的なスタンダードキャラと言われている。
そういった点で言えばハザマやテルミに近い性能かもしれない。
個人的に格ゲーキャラとしての足立で一番の特徴はワンボタンでジオダインが撃てるというところで、好きな部分です。
ワンボタンジオダインは原作では5D、TAGでは5Bで撃てる。
ジオダインは鳴上のディストーションスキルで2ゲージかつ原作でもゲージ技だが足立はゲージ消費も無しで通常技に組み込まれており、かつ端から端に届くというバティスタのミコルセオ並のリーチを持つ。
しかし、発生が遅いので当てるというよりはガードさせて足立本体が前に出て追撃するというのが基本。
TAGでは5B連のようでジオダイン後に足立が前に出ている映像があったので、ガードさせて本体やアシストでコンボが恐らく基本になるのかもしれない。
またゲージ技である「木っ端微塵斬り」は真田のマハジオダイン同様に画面全体攻撃のも特徴。
自分と相手が画面のどこにいても一瞬で攻撃できるという優秀な技。
まだ詳しい技などがないので、原作の技がTAGでどこまで実装されて、TAGのシステム技にはどれが採用されているのかはわかりません。
PVやあーくなまでのはまだ開発段階ですから、どうなるかは本当にわかりません。
今からわくわくしながら待ちましょう。
5、まとめ
わりとざっくりと足立というキャラを説明してみましたがどうだったでしょうか。
悪役としては「自己中心的でゲスい」という私の中ではその一言に至るのですが、そこが魅力です。
悪役たるはっきりとした性格が足立にはありますから、逆に清々しいです。
本当に良い悪役キャラです。
これからTAGに実装されてどんな反応をされるのかが楽しみです。
原作をやっている身としては「待ってました!」という気持ちとどんな評価を受けようとメインキャラの一人として使っていきたい所存です。
今後としては鳴上足立、ハザマ足立のコンボを作って動画にしたいと目論んでいます。
その時はまたぜひ、よろしくお願いします。
2019/09/26 壱村 在