ミライのあなたへ4
今週もまた、無邪気な笑顔で彼女の話を聞き
帰宅して来たばっかりの娘のような
雰囲気で元気いっぱいに僕に話を聞かせてくれる。
話してる彼女の言葉を聞いてるつもりでも僕は彼女の雰囲気、仕草全てに
耳を傾けて聞いていたのかもしれない。
こじらせてる僕には、まだその事に気付いていない。彼女は明るく僕に接してくれてまた来週、週に一回の10分間がやってくる。
食事に行きませんか?
唐突に誘われた。
僕が話を聞いていなかっただけで
順序よく彼女は誘ったのかもしれないが、僕にはいきなりの出来事だった。
誘うことに順序があるのかわからないけど彼女の誘いに僕は時間が合えばと答えてその場を後にしてしまった。
僕は、いきなりの事に彼女の事だけに
頭がいっぱいになってしまった。
好きだからとかじゃなくて、
誘いに順序ってあるのか?
時間が合えばってなに?
時間は合わせるものだろ!
僕の発した言葉に僕は自分で
焦ってしまっていた。
行き着いた答えは、
嫌われたかな?
僕は、嫌われたかなを中心に
頭の中でその時の場面がぐるぐる
駆け巡り自分の発した言葉、
その時の彼女の顔を思い出しては
嫌いになったかな?と心理カウンセラー
でもないのに予測を立ててしまった。
思い出しては、想像の顔色を伺ってしまった。
仕事がなにも手につかない、
黙っていたらまた今日の
何気ない10分間を思い出してしまう。
吐き気がする。答えが出ないものを
探して戻れるならあの時間に戻りたい。
後悔が頭の中を巡っては、
嬉しさと吐き気が交互にやってきた。
その日の事を考えたくなくて
僕は山田に会いに行く事にした。
いつでも連絡をすれば会ってくれる
都合がいいかもしれないが
やっぱりこいつは僕の大親友だ。
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