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腹鳴恐怖症だった私と吃音症の娘NO.158 もみ海苔を作る義母と娘。
今年も娘のために、ひな人形を出さないとと、2月になったらと思っていたが、いつの間にかすっかり忘れていた。
気づけば、2月も半ばすぎた頃、『あっっ!ひな人形出してないーーひな人形出してー』と夫に言って、やっと、客間の窓際に飾られた。
ケースの中に入った、コンパクトなひな人形だから、出そうと思えば直ぐに出るのだけど・・・
何となく、バタバタした日を過ごしていると、ひな人形も、ゆっくり見る間もなく、娘もさほどひな祭りに興味がなくなってきている。
時の流れを感じ、少し寂しいなと思いながら、今年も早くから、ひなあられだけは買っていたのだけど、やっぱり、アンパンマンのひなあられがおいしいと思い、買ってきていたら、学校でも、女の子同士、アンパンマンのひなあられが一番おいしいと、数人で話が盛り上がったそうだ。
私もそう思う。
高級なひなあられは、別として・・・
別のひなあられも食べてみたけど、アンパンマンが良いなぁ。
(これは、個人的な意見です)
娘が保育園の頃から食べていたからかなー。
しかし、今年も、ひなあられの出番はなく、未だ、未開封のままだ。
と言っている横でひなあられを食べだした娘。
年々、色々なものが、これは要らないね、と一つづつ、減っていく。
好みもある、要らないものは省く、当たり前のことかもしれない。
絶対に欠かせないものは、やはり、ちらし寿司!
今年は、義母も帰ってきたので、家の中に、女子が3人、気持ちは盛り上がって?
ちらし寿司だけは作ったのだった。
その日もなんだかバタバタとしていて、ご飯を炊き、寿司酢を作り、混ぜ、錦糸卵を作り、バタバタと、エビをボイルして。
それに、刻み海苔、もしくは、もみ海苔だと思いながら、もう、ご飯の時間が来てしまった。
海苔は忘れずに買ってきたのだけど、思うような海苔がスーパーになかったため、よく、ホテルの朝食バイキングで出てくる、あの、海苔が大量に入ったものを購入。
それを袋の上からクシャクシャして、もみ海苔を作るのだけど、もう時間がないから、個人個人で作って乗せようとなった。
そのもみ海苔を作ったことのない、義母と娘。
私は、一袋づつ海苔を渡して、もみ海苔を作る先生になった。
『ちょっと見て!ここを持って、クシャクシャとしたらもみ海苔になるからね』
と、説明すると、2人は、私の説明をよく聞き、海苔の袋を持って、精一杯クシャクシャしていた。
クシャクシャとめっちゃ、張り切ってつくっていた2人だった。
『もう、良いよー!』と2人の作ったもみ海苔を確認。
娘のもみ海苔は、そこそこできている。
少しだけクシャクシャとして、出来上がった。
義母のもみ海苔、めっちゃ、音を立て、張り切ってクシャクシャしていたが、見てみると、海苔は全く変わっていなかった。
あれだけ音をたてて、クシャクシャしていたのに、海苔は無傷、海苔の袋だけが、シワだらけだった。
ある意味、すごいと言って、そこでまた、笑いが起きた。
義母のもみ海苔は結局は作ってあげたのだけど、やはり、義母はとても、ユニークで、面白い。
毎日、小さい子供のように、今日という今を活き活きと生きている。
この家の中で、一番、赤ちゃんに近い感じの義母は、一番前向きなのかもしれない。
そんな人生の大先輩、義母の生き方は、よく見ていると、たくさんのヒントを私たちに出しているのだと思う。
もみ海苔をご飯の上に乗せ、お醤油をかけて食べると美味しいと、高校の寮生活の時に先輩に教えてもらったのが、もみ海苔を作るきっかけとなった。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました^ ^