#28 子供に期待するのなら、親が立派に働いている自分の姿を見せよ。
今自分自身、実現できていないと感じているので、私にとってはとても耳の痛い言葉です"(-""-)"
先日、植松努さんが、このようなことをツイートしていました。
私は、自身のライフワークとして、国連が提唱するインクルーシブ教育の普及活動をしています。
そのなかで、どうしてもネックになってくるのが、保護者の価値観です。
今回は、普通級がどうとか、支援級が、支援学級がという話ではありません。
でも、私を含めた親の価値観が、昭和の時代の競争社会や学歴至上主義の時代の思考に凝り固まってしまっているのではないかと感じることがあります。
まず、前提として昭和の時代とは学校の評価法も大幅に変わっています。
このことは、以前、私の教育系のnote記事にもあげさせていただいたことがあります。
私が子どもの頃は、それこそ「3高(高身長・高学歴・高収入)」がもてはやされていた時代。
少しでもいい学校に入って、いい会社に就職することがゴールの時代でした。
その選に漏れてしまった私のような大人が、子育て世代に入り、自分が果たせなかった夢を子に託そうとしてしまう傾向にあるのです。
大好きなお父さん、お母さんに期待されると、ついつい期待に応えよう、自分の思いは封印しておこう、と無理をしてしまうお子様もなかにはいます。
お子様が、せっかく外の世界から「こんなことできるよ」「あんなことできるよ」と生きるためのヒントや選択肢をたくさん出してもらっているのに、無理のない無難な生き方をあえてしようとするというのは、とてももったいない話です。
子どもである前にひとりの人間です。
子どもに自分が叶わなかった夢や前時代的な考えを押し付けるくらいなら、今こそ叶えたい夢を実現させるべく、自分自身が奮闘するほうが、子どもに対する生の学びにつながります。
「子は親の背中をみて育つ」のです。
一生懸命働いている姿を見せて、夢を実現ようと奮闘している姿を見せて、子どもへの期待を自分に向けたほうが、お互い気持ちにゆとりがもてるのではないのでしょうか。
私も、もう少し子どもたちに自分の背中をみせて「こういう生き方もあるよ」と感じてほしいと思います。
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