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サウナの教科書で「ととのう」を知ったら、サウナに入りたくなった!!
サ道で人気が爆上がりしたサウナ。そんなサウナの教科書となっている本を読みました。
サ活やサウナーなる言葉も生まれ、サウナ自体の人気は増えた気がします。本の中では、サウナの効果や「ととのう」を医学的な観点から解説しており、面白かったため感想を書きます。
読んだ本はこちら↓
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表紙の情報量の多さに圧倒されました。
これでもか!とサウナの素晴らしさが伝わってきます。読む前に情報で溺れる。帯の「脳疲労がすぐに消える!」や「ビジネスエリートは~」に加えて、効果まで書いてあります。
最初は、さすがに書いてある程の効果はないんじゃないかと疑っていましたが、、、
正直に言うと、帯の「肩こり・腰痛オフ」を見て買ったので、情報の渦にのまれたかたちです。
タイトルは「医者が教えるサウナの教科書」、まさに「サウナの本」。
さすがに、サウナに白衣着て入らないよな。
それにしても、タイトルが力強い。
医者というワードのすごみが身に染みる。
ツッコミどころ満載ですが、内容を一言で言うと「サウナのすごさ知ってる!?」
ということを、著者がサウナにハマって研究して、全力でサウナの良さや効果を伝えてくれる良い本でした。
本の最初に、サウナは人体にとって「非日常的な危機的状況」と書いてある。
まさにそうだと思う。人工のサバンナ。
よく言われる「ととのう」入り方は、サウナ→水風呂→外気浴の流れを3~4回繰り返す。
100度にも近い密室空間に10度前後の水風呂、これに外気浴を合わせることで体が落ち着いていく仕組み。
この仕組みで脳や体がととのうのは、サウナや水風呂に入ると、脳が身体の危機を察知し、環境に適応しようと意識を身体に全振りするから。
すると、脳は余計なことを考える余裕も隙間もないため、外気浴で正気に戻る。そして、脳がスッキリという流れ。サウナ後の脳が、瞑想をした状態に近いという話にも納得がいく。
読んでいくと、サウナのすごさしか出てこない。
以下の効果は、本書で紹介されている一部ですが、、、
・睡眠が改善する
・肌がきれいになる
・痩せやすくなる
・肩こりや腰痛が和らぐ
・集中力やひらめきがアップする
・心臓病やうつ病、認知症の予防になる
もうちょっとマイナスの面も教えて!と言いたくなる。
マイナスの面がないと不安になってくる。
これだけの効果があるなら、入った方がいいよね。
いや、入らないと損かも!?と思えてくるから困る。
また、第4章には、目的別の入り方が書かれています。
疲れた時や筋肉痛の時、徹夜明けやプレゼン前などの入り方が紹介されているため、試しにこれを参考にして入ってみようと思う。
実際に自身で研究を行い、日本サウナ協会代表理事も務める加藤先生の知見を知れるのはデカい。
本書では、効果や入り方以外に著名人のコラムや加藤先生のベストサウナなどが取り上げられています。
仕事でのパフォーマンスを上げたい方、医師が勧めるサウナや入り方を知りたい方には、お値段以上の本だと思いました。