見出し画像

[糖質疲労]を読んで分かった身体にやさしい食事の摂り方とは?

「糖質疲労」の感想です。

本屋さんに行くと、高確率で遭遇する黄色い表紙に黒文字とマヨネーズが載っている本。めちゃくちゃ目立ちます。今回、読んでよアピールに負け、購入しました。

正直に言うと、帯の「食後の眠気は病気の始まり」を見て、自分のことやん!!ってなったからです。
「そういえば、この本って本屋さんでよく目にするから売れてないのか?」などと思ってました。ごめんなさい、逆ですね。

糖質疲労?何それ?って感じで読み始めました。
そして、納得しました。自分のことが書いてあるやんと。こんな情報を1540円で知れるなんてありがたいかぎりです。以下で、その理由を書いていきます。

ためになった理由は以下の3点

1:食後に眠くなる理由が分かったこと
食後に眠くなるのは当たり前だと思っていたため、糖質が原因だとは思ってもいませんでした。原因と対策法が書いてあるため、それを実践するのみだと分かりました。

2:再現可能な食事法を提案されていたこと
ダイエットや糖質制限などは、何かを制限して痩せる方法。しかし、先生が提案されている方法であれば、制限はほとんどない。糖質の量に気を付けるだけでいいのはありがたい。

3:科学的根拠が高い研究をもとに書いてあったこと
研究が進むことで、以前は当たり前だったことが今では科学的根拠がないことが分かる。本書に出てくる脂質や卵の話も同様。以前では、コレステロールが増えるからと脂質も卵も敬遠されがちだったが、今では見直されている。こういったことを知れたのも嬉しかった。

この本、117mm×177mmと一般的な新書より少し大きいです。
持った感じでは分かりませんでしたが、他の新書を一緒に購入したので気付きました。
何でちょっとデカいん!?と思った謎は、ここではおいといて。

内容は濃いです。
表紙にマヨネーズが載っているから覚悟はしていましたが、マヨというより背脂的な濃さ。
中身が濃いので、気になる部分は印でもして再読するのがおすすめです。
私の場合、折り目をつけ過ぎて、どこが重要なのか分からなくなりましたが。

この本を一言でいうと、「食後の血糖値を上げ過ぎない最新の食事方法」です。

まず、タイトル。糖質疲労?糖質で疲れる?どういうこと?と意味が分からず注意が惹かれます。
タイトルと帯の内容で、糖質が身体によくないのだろうとは察するが、疲労にまでは結びつかない。モヤモヤしながら本文へ。

読んでいくと、糖質の過剰摂取がもたらすマイナスな面が分かり、自分も糖質疲労だったのだと実感しました。

・朝ごはん食べない
・間食はパン
・昼ごはんは蕎麦や丼物
・脂質は控え気味
・甘い物が大好き

チェックリストがあれば、あなたは糖質疲労です。って判定が出そうなオンパレード。

本では食後に血糖値が急に上がり、急に下がることで生じる以下の症状を、糖質疲労と定義しています。

①眠気・だるさ・イライラ・集中できないなどの自覚症状がある
②自覚はないが周囲から指摘される
③食後の血糖値が140mg/dl以上

しかも、健康診断で測る空腹時の血糖値が高くなる10年程前から食後の高血糖は始まっているそうです。
そう、知らない間に糖質疲労になっていて、気付いたら糖尿病やがんなどの病気になる可能性があるとのこと。

恐ろしいな。
でも、この本を読んで今日から対策すればいいんです。
この本を読んで対策するか、しないかは自分次第。
そう、自分次第!(←自分に言い聞かせている)
早速、簡単に行える先生おすすめの食べ方と糖質を減らすようにしてみます。

ただ、炭水化物が多い食品って何となく分かるけど、、、
表か何かでまとめてあったら、もっと嬉しかったなと愚痴ってみる。
食品成分を調べるサイトは本の中に出ているので、自分で調べて覚えろ!!
と、いう先生の愛のムチとして受け取りました。(先生、勝手にすいません。)

あっ、あともう1つ、注意点があります。
それは、空腹時には読まないこと。
ところどころに香ばしい匂いを漂わせているからです。

「そのときには、パンを覆い隠すくらいのバターか滴るほどのオリーブオイルに浸すことで、おいしさを享受しつつ、血糖値上昇にブレーキをかけるようにしています。」
「パテ&チーズダブルバーガーにたっぷりレタス、ベーコンエッグを挟み、マヨネーズを足す。」

山田悟. 糖質疲労. サンマーク出版

先生の食べ方やファストフードの選び方など
空腹時に読むと、よだれとイライラが止まらなくなりました。
うん?料理本読んでたの?って感じにもなります。

こんな内容の濃い本が回転寿司1回分で買えるのは嬉しいですし、糖尿病センター長である医師の考えを知れたのはデカいです。

食後に眠気がある人や集中力が落ちる人などには、おすすめの本だと思いました。

PIVOTに山田先生が出演されていました。
動画で、この本の概要はつかめると思います。
上が前半、下が後半です。
もっと詳細を知りたい方は、本で読むのがおすすめです。

いいなと思ったら応援しよう!