音楽は人と空間を一体化させる接着剤

代々木公園の「渋谷の夏祭り」に参加してきました。真心ブラザーズと田島貴男。どちらも最高のステージでした。

超豪華なカラオケステージ

代々木公園のけやき通りのお祭りなのですが、ステージが地域のお祭りのカラオケ大会ステージ並みに小さくてびっくりしました。通りのど真ん中にステージを構え、出演者は渋谷駅方面に向かって歌う。でも、お客さんは多くて1000人ぐらいはいたんじゃないですかね。

蝉ソロと一人ソウルショー

蝉しぐれが聞こえる気持ちいい風が吹く夏の夕暮れで、奇跡的な空間を作っていました。いい感じのセミの鳴き声を真心ブラザーズのYO-KINGは、「蝉ソロ」と呼んでいました。セミって残りわずかな命を振り絞って鳴いてるから、それを思うとまた切なく感じますね。そんな空間でハイボールを飲みながら聞く、真心ブラザーズは最高です。

本格的に真っ暗になると、田島貴男の一人ソウルショーが始まり。「カラオケステージ」が一気に、夏フェスを見ているかのようなゴージャスでダイナミックなステージに変わりました。終始、すごいとしか言えなかった。「オリジナルラブってこんな作風？」「田島さんってこんな声で歌うの？」と、イメージを覆され続ける、圧巻のライブ。

真心ブラザーズの「サマーヌード」、「空に舞い上がれ」。

オリジナルラブの「接吻」、「朝日が当たる道」。

90年代から現役で走り続ける彼らの音楽の力を感じました。続けられるには理由があるんですね。答えはシンプルで、自分の音楽を信じて、楽しむこと。

音楽ってすごいな。接着剤なんだ。

音楽は人も場所も空気も一体化させてしまう。知らない隣の誰かや、今いる場所と自分が繋がっていることをはっきりと感じます。その瞬間は、「私」は「みんな」だし、「みんな」は「私」なんです。ステージが終わると、みんなバラバラになって、渋谷駅方面に帰っていく。面白いですよね。こういう体験ってライブにいかないとわからないです。

音楽聴くとエネルギーもらうっていいますけど、目に見えない色々なものをもらっていると思うんですよね。そこから、私たちが明日からできることって、結果を考えすぎず、ワクワクすることをやるってことですね。人によっては「頑張る」とか「努力する」とか、「勝つ」とかかもしれません。そのために、最大限自分の能力を発揮してやりましょう。ステージの上の彼らのように。

こちらもよろしければ。

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