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波乱の時代は精神的・物質的に身軽にしておく

今日の言葉

イソップ寓話より引用

228)鵞鳥(がちょう)と鶴 鵞鳥と鶴が同じ草地で餌を照んでいた。猟師が現れた時、身軽な鶴は無事だったが、驚鳥は体が重いので、もたもたしていて捕まってしまった。 このように人間の場合でも、町に内乱が起こったりした時、貧乏人は身軽で、別の町へと移動しやすいが、金持は持物が多すぎて身動きできず、身を滅ぼすのだ。

【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】


波乱の時代は身軽にしておく

このブログを書いているのは、2024年8月8日(木)です。

8月に入ってからの日経平均株価(前日比)は以下のとおりでした。

  • 8月1日 -975円

  • 8月2日 -2,216円

  • 8月5日 -4,451円

  • 8月6日 3,217円

  • 8月7日 414円

2024年8月5日の下げ幅は、1987年アメリカで株価が大暴落したブラックマンデー時の下げ幅に匹敵したとか。

「老後資金2000万円」と「貯蓄から投資へ」のキャッチコピーのもと、2024年から新NISAが始まりました。

そして、みんなの期待に応えるように日経平均株価は上昇し、2024年7月11日には初めて42,000円台を記録しました。

しかし、記録更新から1ヶ月も経たないうちに、日経平均は大幅に下げましたが、翌日には買い戻しもあり、不安定な状態が続いています。

株価が右肩上がりに上がることを前提に投資を始めた人にとっては、今週は「売る」か「買う」かで迷う日々が続いているのではないでしょうか。

世界では大きな戦争が起きていて、観測史上初の自然災害も多発しています。

この流れを見ていると、個人的には先の見えない激動の時代に入ったのかなと感じています。

その時代の中では、これまでの常識や価値観に囚われすぎず、精神的にも物質的にも身近にしておき、常にフットワーク軽く動けることが大事なのかなと感じています。

もちろん未来に向けた投資も必要ですが、いつでも動かせる貯金も必要だと思います。

イソップ寓話集の「鵞鳥と鶴」を読んで、そんなことを感じました。

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