一歩先を見て、心は一歩下げる
今日の言葉
菜根譚より引用
一歩先を見て、心は一歩下げる
何かを成し遂げるには、常に人より一歩先のことを意識しておくことです。
一歩先を見ているからこそ、先回りして物事の準備ができるのです。
しかし、成功して有頂天になると、先を見据えることを忘れて方向性を見失い、すぐに失敗してしまいます。
そのため、視点は人より一歩先を見ていても、心は常に謙虚に一歩下がって人と接することが大切です。
おそらく、本質的には心を謙虚に一歩下げておくことで、人より一歩先が見られるようになるのでしょう。
逆に、謙虚さを失えば、一歩先も見えなくなり、失敗への道を辿ることになるのだと思います。
この真理は今も昔も変らないと思う。
菜根譚前段「 一歩高く、一歩退く」を読んで、そう感じました。
オススメの本
※ブログで紹介した久須本文雄著の『菜根譚』は絶版のため、岩波文庫の菜根譚のリンクとなります。