初心に返るとき
今日の言葉
菜根譚より引用
初心に返るとき
例えば、あなたが「困っている人の役に立ちたい」という思いで新しいビジネスを始めたとします。
最初のうちは、お客様のお困りごとを解決することができ、感謝の言葉をいただけることで、会社全体が喜びに満ちていました。
でも、会社が大きくなって売上が増えていくと、いつの間にか「売上目標を達成しなければ」という気持ちが強くなり、お客様の気持ちを考えずにサービスを勧めてしまうことがあるかもしれません。
お客様は、そういった会社の変化をすぐに感じ取ります。
そして、少しずつ離れていってしまい、売上も下がっていくのです。
このような経験は、誰にでもあることかもしれません。
物事が上手くいかなくなったとき、「私は何のためにこれをしているのだろう?」と、立ち止まって考えてみることが大切です。
そうすることで、最初の大切な気持ちを思い出し、新しい方向に進むヒントが見つかるはずです。
菜根譚前段「初心に返る」を読んで、そう感じました。
オススメの本
※ブログで紹介した久須本文雄著の『菜根譚』は絶版のため、岩波文庫の菜根譚のリンクとなります。