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vagrantコマンドの補完機能できない

ITカレッジ沖縄の学生の環境で
よく使っている「vagrant」で
コマンドのスペルがわからず
tabキーでも補完が出てこないことがあるはず!

そんな時にぜひやってみてください。

更新日 2024年12月8日


目次

  1. 対象・環境

  2. 症状&エラー

  3. 対処


対象・環境

対象学科

  • ITスペシャリスト科

  • サイバーセキュリティ科

環境

ホストPC

  • Ubuntu 24.04 LTS

  • VirtualBox 7.0.16

  • Vagrant 2.4.1

仮想環境

  • すべての仮想環境が対象


症状

vagrant コマンド 補完(候補)が出ない

コマンドで「vagrant」の後のコマンドが
[Tabキー]を押しても補完(候補)が出ない


対処

1.ホストPCで下記のコマンドを実行

vagrant autocomplete install --bash --zsh

2.ターミナルを再起動

参考資料
vagrant 公式ドキュメント
「Command-Line Interface Autocompletion」
URL: https://developer.hashicorp.com/vagrant/docs/cli#autocompletion


追加対応

上記の設定だけで出来ない場合

上記の設定後、
「.bashrc」ファイルにbashパスが参照されるが
バージョンの違いなどで実際のパスとは異なる場合がある
ので手動で修正すると補完ができることがある

  1. 「.bashrc」の記載パスを確認する

vi ~/.bashrc

を開き

# >>>> Vagrant command completion (start)
. /opt/vagrant/embedded/gems/gems/vagrant-2.4.3/contrib/bash/completion.sh
# <<<<  Vagrant command completion (end)

のパスを確認する

  1. completion.sh」パスを確認する

/opt/vagrant/embedded/gems/gems/vagrant-2.*.*/contrib/bash/completion.sh

上にの「.bashrc」の記載されている
completion.sh」ファイルを探して
違っていれば「.bashrc」を修正する

「.bashrc」

シェル起動時に1回、実行される。
Bashシェルでログインシェルやサブシェルのセッションごとに
Bashの設定を行うための初期化ファイルです。
このファイルはホームディレクトリに存在し、
Bashシェルが起動するたびに読み込まれ、設定が適用されます。