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目指すべきは「共依存」ではなく「共自立」

今回は「1対1の人間関係で目指すべきカタチ」について考えてみました。

この考え方はカップル・夫婦からビジネスパートナー同士まで、幅広い「1対1の人間関係」において成り立つと考えています。

話としてイメージしやすいのは「カップル」なので、カップルを例に話しますが、本当に「1対1の人間関係」であれば何でも成り立つと思います。

「1対1の人間関係」には大きく3種類のタイプがあると思います。

①片思い
2人の間の力関係が偏っている。どっちかが相手に何らかの形で「依存」している状態。

②両思い(共依存)
2人はお互いのことを好き同士。互いに相手がいないと他に人生の生きがいを見出せない状態。

③両思い(共自立)
2人はお互いのことを好き同士。互いに相手がいなくても他にも人生の生きがいを見出せる状態。

「幸せ」とは主観の問題です。
誰かにとっての幸せが、誰かにとっての不幸せであることも有り得ます。

そのため、上記①②③どの人間関係が正解か、というのは究極的に正解があるとは言えず、それも自分次第なのかもしれません。

しかし、もしあなたが「1度きりの人生、色々な経験をして色々な景色を見たい!」
少しでもそう考えるのであれば、この中で目指すべきは③「共自立」だと思います。

■「両思い」にも2種類ある。

「片思い」と「両思い」の2つの分別はほとんどの人が理解していると思います。しかし、ここで抑えたいポイントは「両思い」が2種類あるということです。

それを「共依存」と「共自立」と名付けました。

■共依存
2人はお互いのことを好き同士。互いに相手がいないと他に人生の生きがいを見出せない状態。

■共自立
2人はお互いのことを好き同士。互いに相手がいなくても他にも人生の生きがいを見出せる状態。


分かりやすい例で「カップル」で話を例えましょう。

「共依存」のカップルも「共自立」のカップル。
どちらも端から見ていれば、一見ほとんど同じように見えるかもしれません。
なぜなら、どちらも「お互いに好き同士」なので、2人の仲が良いように見えるからです。

しかし、決定的な違いがあります。それは「人生の広がり方」

■「共自立」のカップルの人生は「共依存」の3倍くらい豊かになると思う。

「共依存」のカップルは、毎日同じことの繰り返しになると思います。
なぜなら、お互いに「2人で居られれば他に何も要らないよね。」となってしまうから。

各自が自分でやっていたこと・やろうとしていたことの全ての時間やエネルギーは相手に吸い取られてしまい、疎かになってしまうでしょう。

仕事・趣味・勉強など、相手が居なくてもやっていたことをやる時間は削られていきます。

その結果、本来得られたであろう数々の経験。
本来出会って居たであろうあらゆる人間との出会い。

こういう「人生の広がりの可能性」を、お互いが塞いでしまうと思うのです。

一方で、「共自立」のカップルだったらどうでしょう。

お互いが認め合いながらも、お互いのそれぞれの「自分の人生」も同時進行させるため、各自それぞれの人生で見つけた新しい出会いや新しい経験を2人でシェアし合えます。

もしかしたら、パートナーの経験や出会った人が、自分の人生に役立つかもしれません。もちろん、その逆も然りですよね。

この場合、「共依存」のカップルは2人で1つの人生を歩むのに対し「共自立」のカップルは「自分」と「相手」と「2人」の合計3つの人生を歩んでいけるのかもしれません。

そのくらい、「共依存」と「共自立」では人生の広がり方に差が出ると考えています。

ーーー弱者の戦略™️ーーー
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板橋 洋輔 (いたちょ)
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